近い将来、女優やモデルといったさまざまな分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべくスタートした、週プレNEWS&週プレモバイル連載『微熱少女』。

毎週月曜日に、『週刊プレイボーイ』が注目した美少女が登場するこの連載では、撮り下ろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

2020年最初の"微熱少女"は、小さな顔にクリクリとした大きな目が特徴的な女優・松澤可苑(かのん)ちゃん、15歳。中学卒業を3ヵ月後に控えた新鋭女優の瑞々しい素顔に迫ります。

――昨年の1月、ツイッターで「(2019年の干支にちなんで)イノシシのように夢に向かって突っ走りたい」と抱負を宣言していました。2019年はどんな一年でしたか?

松澤 今年高校受験があるので、2019年はそのために勉強をたくさん頑張った一年でした。テスト期間は学校をお休みして、試験が終わったらオーディションを受けに行って、その合間にまた勉強する、という生活。なのでけっこう忙しかったけど、「思いっきり突っ走りたい!」って目標は叶えられたんじゃないかな?

――昨年は3月までドラマ『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』で準レギュラーとして出演。その後もモデルとしての活動や、映画『ルネシネマvol.0「家族あわせ」』への出演など、幅広い分野で活躍されています。

松澤 特に『マジマジョ』は同世代のキャストが多くて、「私も頑張らないとな」ってすごくいい刺激になりました。放送期間が1年と長く、撮影で一緒にいる時間が長かったので、共演したみんなと超仲良しになれたのもよかったな。今でも一緒に遊びに行ったりするんですよ。

――芸能活動と受験勉強の両立は大変そうですが、いかがでしたか?

松澤 全然! 友達と試験前にテスト範囲を予想したり、一緒に塾に行ったりするのって楽しくないですか? 一度も大変とは思わなかったなあ。

――テレビから受ける松澤さんの「明るく元気で天真爛漫」というイメージは、プライベートでも変わらなそうですね。

松澤 たぶん、まったく一緒ですね。中学校でも、先生の物まねしてみんなを笑わせたり、授業中もけっこう友達としゃべってる......かも(笑)。先生からも「お笑い芸人みたいだな」って言われるし、とにかく人としゃべることが好きなんです。だから学校も好きだし、今のお仕事も大好き。

――では今のお仕事は天職ですね。芸能界に入られたきっかけはなんですか?

松澤 小さいとき、一度CMに出たことがあるんです。といっても、メインで出たわけじゃなくてCMの最後にほんの少し映ったぐらいなんですけど、一瞬自分でも自分がテレビに出ていたのを見たときにすごく感動して。

「もっとテレビに出てみたい!」って思って、公募やオーディションを受けるようになりました。おばあちゃんっ子なので、テレビや雑誌に出ているのをおばあちゃんが見て喜んでくれてるのが一番うれしい。

――『微熱少女』もぜひ見ていただきたいですね。今日の撮影はいかがでしたか? 表参道を疾走されていましたが。

松澤 天気もよくて、真冬なのに日向が暖かすぎてほっこりしちゃいました。でも、カメラマンの河西(遼)さんに「走って走って!」って言われたからとにかく走った! 動くの好きだから楽しかったけど。お仕事の移動には電車を使うんですが、いつもギリギリになっちゃって駅までダッシュしているので走るのには慣れてます(笑)。

ふだん、ドラマの撮影だと「与えられた役にいかに近づけるか」を考えて取り組んでいるんですけど、写真の撮影って"役"がないですよね。だから、どうしたらきれいに、魅力的に写るか、雑誌とか見ながら勉強中です。記事をスクロールしてる人の指がはっと止まるような、そんな写真になってたらいいな。

――今日のロケの走りっぷりもそうですが、『Eダンスアカデミー シーズン4』への出演や、イベントなどでたびたび披露されている一輪車など、松澤さんの運動神経には目を見張るものがあります。

松澤 昔から体を動かすことが好きで、4歳からチアダンスを習ってるんです。一輪車は小学校のとき学童(学童保育)で延々やってて、「後ろ乗り」「片足漕ぎ」とかいろいろな技をずっと練習してました。あとけん玉も学童で覚えて......。

――一輪車といいけん玉といい、"今時の10代"らしくない渋い趣味ですね!?

松澤 言われてみると確かに(笑)。でも、けん玉やってたおかげでCM(バンダイ「ケンダマクロス」)のお仕事もいただいたし、ダンスは『Eダンスアカデミー』につながったし。楽しんでやっていたことが今の活動に生かせていてラッキーですよね。

――今の中学生の間では何がはやっているのでしょう?

松澤 人狼ゲーム! スマホアプリとかじゃなくて、昼休みに紙に書いた自作のカードでやるんです。そういうサスペンスもののゲームとかドラマが好きだからか、「可苑、人狼強いね!」ってよく言われます。私が人狼になったら、もうすごいですよ(笑)

――女優ならではの演技力、洞察力が発揮されているのかもしれませんね。

松澤 自分の演技を客観的に「うまい」と思ったことがないので自信はないんですけど、マジマジョの(三池崇史)監督に「ほかの人の演技を盗むことが大事だよ」ってアドバイスされたことがあるんです。だから、普段からいろんな人を見ながら「今の表情よかったな」とか覚えておいて、演技でも取り入れようとは思っていますね。

――持ち前の運動センスと抜群のポジティブさでマルチに活動する松澤可苑ちゃん。1月13日配信の後編では、フレッシュすぎる学校生活について語ります!

(ヘア&メイク/たかべともみ スタイリング/石塚愛理 衣装協力/OLIVE des OLIVE、原宿シカゴ竹下店、RANDA)

●松澤可苑(まつざわ・かのん) 
2004年7月22日生まれ 東京都出身
〇出演作に、テレビ東京『魔法×戦士マジマジョピュアーズ!』、『ルネシネマvol.0「家族あわせ」』 第3話、NHK Eテレ『Eダンスアカデミー シーズン4』、After the RainのMV『四季折々に揺蕩いて』など。
公式Twitter【@matsuzawakanon】

★松澤可苑ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

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