アイドルユニット・民族ハッピー組から、「グラビアができる演歌歌手」望月琉叶(もちづき・るか)が、11月9日(月)発売『週刊プレイボーイ47号』のグラビアに初登場。

演歌歌手を志していたところからアイドルへ――彼女の育った環境や、その経緯などを聞いた。

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■ファンの方が彼氏なので失恋の曲では......

――アイドルユニット「民族ハッピー組」のメンバーで、演歌歌手としても活動中の望月さん。小さい頃から演歌歌手になりたかったそうですね。

望月 そうですね。母も昔、演歌歌手を目指してたので、その夢を受け継ぐ形で演歌歌手になりました。家族の年齢が高めなのもあって、家では有線からずっと演歌が流れてて。そういう環境で育ったので、馴染(なじ)みがあったんです。

――馴染みがあるとはいえ、「演歌っておばあちゃんたちのものでしょ」とか「古くさい」とか、そういうイメージはありませんでした?

望月 なかったです。むしろ、小さい頃は、美川憲一さんの『柳ヶ瀬ブルース』とかを聴いて、「演歌って、お酒とか宝石が出てくる大人の世界だ」「カッコいい」って思ってました。

だから、学校の友達とカラオケに行ったときも、みんなが大塚 愛さんやモーニング娘。さんとかの曲を歌うなか、ひとりだけ美川憲一さんを歌ってたり。

――混沌(こんとん)とした光景です(笑)。

望月 だいぶカオスでした(笑)。「なんで演歌?」って笑ってるコもいたんですけど、あんまり気にせず堂々と歌ってましたね。

――その後、高校生の頃から歌手のオーディションを受け始めて、大学4年生の頃にアイドルとして芸能活動をスタート。これにはどういう経緯が?

望月 なかなかオーディションにも受からなくて、歌手の夢は諦めて、普通の企業から内定もらってたんです。でも、そんなときに、今の事務所の社長から、「演歌女子ルピナス組」(現在は「民族ハッピー組」)っていう、演歌をテクノ調にアレンジして歌うグループに入らないかとお声がけいただいて。

「グループで頑張ったら、ソロの演歌歌手としても活動できるかも」「ラストチャンスだ」と思って、思い切ってグループに入りました。入ってみたら、ライブでソロで歌わせてもらえる機会も多くて。すごくありがたかったです。

――でも、演歌歌手を志していたところからいきなりアイドルって、ギャップも大きそうですね。

望月 そうですね。ダンスも好きですけど、まだまだうまくはないですし。あと、ほかのメンバーはアニメの女のコみたいなかわいい声なので、"どすこい"って感じの私の声が混ざるとアイドルっぽくならなくて。なので、グループでは裏声気味で歌ってます(笑)。

――逆に、演歌の場合に気を配っていることはなんですか?

望月 演歌はやっぱり「感情を込めて歌うこと」が大事だなと思います。私は失恋の曲でデビューしたんですけど、アイドルだと「ファンの方が彼氏」なので、推し変した人を思い浮かべて歌うとか。......こういうことを言うから、ファンの方から「軽いコだなぁ」って言われるんですけど(笑)。

――(笑)。今年7月に晴れてソロデビューして4ヵ月。今の活動はどうですか?

望月 コロナの影響もあって、まだお客さまの目の前で歌う機会には恵まれてないんですけど、ありがたいことに配信コンサートを見てくださるファンの方がたくさんいます。早くいろんな場所で、生で歌をお届けすることが目標です。

そしてゆくゆくは、何年もかかるかもしれないですけど、紅白歌合戦に出られるようになりたいです。

――ちなみに、今回のグラビアはどうでした?

望月 初めての外での撮影だったので緊張してたんですけど、和柄の水着だったり、着物の上での撮影だったり。「私のために準備してくださったんだな」という撮影ばかりで、すごくうれしかったです。

プールでの撮影はすごく寒かったんですけど、写真を見たら濡れているせいか色気が出せたと思うので(笑)、お気に入りです。

――次回のグラビアの希望は?

望月 きれいな海で撮ってみたいです。世代的に、AKB48さんとかのグラビアを見て育ったので、アイドルらしいキラキラしたグラビアもできたらと思います!

(スタイリング/大橋みずな ヘア&メイク/田村直美[GiGGLE])

●望月琉叶(もちづき・るか) 
1996年7月15日生まれ 神奈川県出身 
身長153.5cm B83 W58 H82 血液型=A型 
◯アイドルユニット「民族ハッピー組」のメンバー。今年7月、1stシングル『失恋慕情』で演歌歌手デビュー。
公式Twitter【@lucachi_hpp】 
公式Instagram【@luca_hpp】