映画『町田くんの世界』で数々の新人賞を受賞し、映画やドラマなど話題作への出演が続く関水渚(せきみず・なぎさ)ちゃんが11月16日(月)発売の『週刊プレイボーイ48号』で表紙&巻頭グラビアに登場。

そんな大注目女優の意外な素顔とは!?

■女優以外の仕事は想像がつきません

――久々のグラビア撮影はどうでしたか?

関水 グラビアは、ドラマや映画と違って私しかカメラの前にいなくて、大注目を浴びるので恥ずかしいです。それに、なんの役でもない"素の自分"を見せるのも恥ずかしくて。でも、出来上がった作品を見るとやっぱりうれしいです。

――写真では、ナチュラルな笑顔や素の表情をたくさん見せてくれましたが、関水さんの人物像についてはまだまだ謎が多い印象です。そこで本当の関水渚を探るべく、今回は「関水渚をつくる3大要素」を教えてもらいたいと思います!

関水 えー、なんだろう。でもやっぱりひとつは「お芝居」かな。女優は生きる活力なので。

――昔から演じることに興味があったんですか?

関水 ドラマを見るのは大好きだったんですけど、演劇部に入っていたわけでもないし、人前で発表したり、何かを表現するのは苦手でしたね。『町田くんの世界』で初めてお芝居を経験してハマったという感じです。

――今まで演じてきた役柄で自分に近いキャラはいました?

関水 昔の私は、『町田くんの世界』の猪原さんにそっくりでした。当時は恥ずかしくて言えなかったんですけど、猪原さんの怒り方は完全に私と同じですね。自分の気持ちを素直に言えずにまわりくどい言い方をしちゃうから、結局何も伝わらなくて「もー!!」ってなる、みたいな(笑)。リーダーとかまとめ役には絶対向かないです。

――気持ちが言葉にできなくてあふれちゃうタイプなんですね。昔は、オーディションでも号泣してたんですよね?

関水 本当、なんであんなに泣いてたんだろう(笑)。今はもう大人になったので、泣こうと思ってもできないです。

――今年は話題作への出演も続きましたが、共演者の方で影響を受けた人はいましたか?

関水 『コンフィデンスマンJP』でご一緒した(長澤)まさみちゃんは、私にとって"人生の教科書"みたいな存在です。役のとらえ方とか、不安を持ったままお芝居をしていいのかとか、モヤモヤしてなんかうまくいかないときに相談したら、まさみちゃんが「これはお母さんに教えてもらったことなんだけど、人生はバイオリズムだよ」って。「近いうちにきっとうまくいくこともある。人生はその繰り返しなんだよ」って教えてくれて割り切れました。

――そういう出会いも含めて、もしこのお仕事をしていなかったら全然違う人生でしたよね。

関水 本当に! もう大変なことになっていたと思います。ほかの仕事をしている自分がまったく想像できないです。バイトも1日で辞めちゃったし......。

――意外! そんな経験が!?

関水 高校生のときにケーキ屋さんで働いてみたんですけど、そのお店が、パティシエさんが20人くらいいる本格的なところだったんです。大声であいさつをする体育会系のお店だったので、想像と違いすぎて緊張しちゃって。

しかも、オープンしてすぐに近所の女子大生が立て続けに来たので、高校生の私にはそれも恐怖で。ロールケーキをトングでつかんで箱に入れようとしたら、丸ごと一本落としそうになったんですよ! 一瞬、ロールケーキが宙に浮いたんです!! なんとか落とさずに済んだんですけど、高級なケーキだし、「これは迷惑をかける前に辞めよう」と思って。

――早めに身を引いたと(笑)。あっけらかんとした役柄も多いですが、実際の関水さんは心配性で繊細なんですね。

関水 そうだと思います。ドラマや映画の撮影期間は、友達と会う約束はしたことがないんです。「約束が守れなかったらどうしよう。信頼を失ってしまう」って考えて、仕事に集中できなくなりそうなので。

――マジメなんですね。

関水 でも最近は、先のことを考えないように意識しています。まだわからない未来を心配して不安になるのって時間の無駄だなって。だから「できなかったらどうしよう」じゃなくて、「やらなきゃいけないんだ」って思って、練習したり準備をするようになりました。

■太陽が沈む"エモ"に耐えられないんです!

――では、関水渚をつくるふたつめの要素は?

関水 うーん。豚バラかな。

――いきなり予想外の角度!

関水 最近、しゃぶしゃぶ用の薄い豚バラが本当に大好きで、週3回は食べてます。ビタミンが入ってるから、食べると元気になるんですよ! ひとりで200gは余裕で食べられますね。

――関水渚の体は豚バラでできていると(笑)。つけだれは?

関水 絶対ポン酢ですね。そのほうが、豚肉の甘さを感じる!

――肉食女子ですね~。

関水 でも、おすしも好きだし、甘いものも好きだし。私、みんなが好きな王道のものは、だいたい好きなんです(笑)。

――食べることが好き?

関水 はい! 食べてる時間が息抜きになってると思います。スニッカーズみたいな、キャラメルとチョコがガッツリ入ったアメリカの甘~いお菓子が大好物で、高校生のときは、それと板チョコを毎日食べてました。

――超甘党! 関水渚をつくるふたつめの要素は"食"かもしれないですね。では最後は?

関水 なんだろうなぁ。あ! 太陽! 私、太陽が大好きで、日の光を浴びないと気持ちが沈んじゃうんです。だから、朝とか昼のお散歩がすごく大事なんです。これからどんどん日が短くなるじゃないですか。そうすると、なんとも言えない寂しさが込み上げてくるんですよ。

――日が沈むときは、物悲しくてエモい気持ちになりますよね。

関水 そうなんです! その"エモ"に耐えられないんですよ! 暗くなるのが耐えられないんです。外に出て、日の光を浴びるのが大好きなので。できればずっと明るいままがいい!

――じゃあ、自粛期間はしんどかったんじゃないですか?

関水 庭にレジャーシートを敷いて、うちで飼ってるトイプードルのうみちゃんと遊んでました。今も休日は、家で一番日当たりがいい部屋でうみちゃんと日なたぼっこをしてます。でも私、すぐに日焼けしちゃうので、一瞬しか日なたぼっこができないんですけどね。

――なんという悲しい現実! じゃあもし、絶対日に焼けない薬が開発されたら何をしたい?

関水 海の近くに住んで、夏は毎日海に行きます! 父が昔からウインドサーフィンをしていて、"渚"っていう私の名前もそこからきているんです。父の影響で私もやり始めたので、日に焼けない体になったら一日中、練習したいです! 運動は苦手なんですけど、むちゃすればなんとかできるレベルだと思うので(笑)、ぜひいつか、オーストラリアの海でウインドサーフィンをするグラビアを撮影してみたいです!

●関水渚(Nagisa SEKIMIZU)
1998年6月5日生まれ 神奈川県出身 身長159㎝ 血液型=O型
○2017年4月に「アクエリアス」のCMでデビュー。映画『町田くんの世界』では、第62回ブルーリボン賞新人賞、第93回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞などを受賞する。出演作に、映画『コンフィデンスマンJPプリンセス編』、ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』(TBS)など

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