掲載のタイミングで決まった名前――笠本(かさもと)ユキ。その名前を検索しても、まだなにも情報がないまっさらな女のコ。

受け取った彼女のプロフィール資料には、まだ名前がなかった。 名字の後ろに「(仮)」。 昨年6月に高校卒業を待たずして大阪から上京した彼女が、2月15日(月)発売の『週刊プレイボーイ9号』でグラビアデビュー。

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■理想は『キャッツ♡アイ』の瞳ちゃん

――芸名が決まったのはつい2日前だと聞きました。いよいよデビューですね(取材は2月3日)。

笠本 ありがとうございます。最初にその名前を聞いたとき、自分で言うのもなんですが、すごくしっくりきたんです。名字の和風っぽさとカタカナの組み合わせが私らしいと思いました。

――撮影前にいただいたプロフィール資料では、本名に続いてデカデカと「(仮)」の表記があって。

笠本 まだ何も決まってないタイミングでグラビアを撮ってもらったので、夢なのか現実の出来事なのか頭で理解できませんでした。撮影から掲載までちょっと時間が空いたので、まさかダマされてる? 詐欺じゃない?って少しだけ疑っちゃいました(笑)。

――安心してください(笑)。

笠本 撮影自体はすごく楽しくて、心がざわめいたあの現場の感覚をしっかり覚えてます。最近は事務所によく顔を出すようになって、芸名と掲載も決まり、これからプロとして頑張らなきゃいけない。今はそんな気持ちで身が引き締まると同時に、ワクワクとドキドキで胸がいっぱいです。

――昨年6月に高校卒業を待たずして、地元の大阪から単身上京されたと聞きました。

笠本 本当は4月の予定でしたが、コロナが少し落ち着いた6月に上京して学生寮に入りました。通っていた高校は芸能活動が禁止されていたので、だったら思い切ってやめて東京に出ちゃえって。あのまま実家にいたらチャンスを逃してしまうような気がして、自分で自分の背中を押しました。

――東京の生活はどうですか?

笠本 しばらくはコロナの影響で演技レッスンにも通えず、転校した高校は通信制で友達ができなくて息苦しさを感じることもありました。

ただ社会が少しずつ動きだしてからは、自分で歌やダンスの先生を探してレッスンに通ったり、体づくりのためにジム通いを始めたり。ジムには時間がつくれるなら毎日、少なくても週3日は行くように心がけてます。

――ストイックですね。

笠本 ダイエットにも励んでいて、当初はスマホのアプリを使って栄養バランスを計算したローカロリーの食事を自炊していたんです。でもなかなか痩せなくて、母に相談したら「そんなん適当にしたらええよ」って。それからはほどほどに、好きな甘い物も適度に食べるようにしたら結果が出始めました。

私、理想の体形は『キャッツ♡アイ』の瞳ちゃんなんです。キャラクターも含めて、あのピタッとした衣装もセクシーですし。

――全身タイツの?

笠本 腰に布を巻いて(笑)。いつかあんな衣装をキレイに着こなせるようになりたいです。グラビアで全身タイツのオファーがあったら? もちろんやります! そのためにはもっと努力しないと。

――東京生活の息抜きは?

笠本 もっぱら公園と山登りです。最近はひとりで高尾山に行ってきました。美しい景色を見て新鮮な空気を吸ったら、私の悩みなんてちっぽけなものだって気分転換できるんです。浄化ですね。

――18歳の女子高生にしては、かなり渋い趣味ですね。

笠本 確かに(笑)。同世代とのズレを意識することは多々あります。でも逆に、この感覚は武器にもなると思うんです。私にしか感じられないこと、私にしか表現できないことがある。そう信じているからこそ、女優さんを目指したんです。

中学で演劇を知って、吹奏楽も経験して、高校ではその両方をミックスしたようなステージにも立たせてもらいました。自分の中では一本の道が見えているというか、舞台やミュージカルで活躍する女優さんになるために、漠然とでも前進あるのみです。

――そういえば、大阪弁がまったく出ませんが?

笠本 頑張って標準語をしゃべってるつもりはないですよ(笑)。半年ちょっとの濃い東京生活で染みついちゃったんですよ、きっと。

(スタイリング/笹谷監子 ヘア&メイク/mahiro)

●笠本ユキ 
2002年7月9日生まれ 大阪府出身 
身長172cm 特技=歌 趣味=トランペット 
○今回のグラビアが芸能界での初仕事。芸名が決まり、今後はグラビア活動を中心に夢である女優業に向けて突き進みます

★笠本ユキデジタル写真集『ゼロからの冒険』 
本誌のアザーカットをパッケージしたデジタル写真集が『週プレ グラジャパ!』ほか主要電子書店にて、2月15日(月)から配信! 価格880円(税込)