頓知気さきなファースト写真集『ときめきヒロイン』(撮影/細居幸次郎)より

『週刊プレイボーイ』が運営するグラビアコンテンツサービス『週プレ グラジャパ!』で新しく始まったサブスクリプションメニュー『週プレ プラス!』。その中のコンテンツ「+コラム」で、『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』を配信中!

グラビアライター・とりと『グラジャパ!』スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を"女子目線"で語る連載だ。

第5回は、4月21日(水)に発売された頓知気さきなさんのファースト写真集『ときめきヒロイン』について、グラビア好き女子のとり&金髪がその魅力を紐解いていくコラムを一部抜粋して紹介する。

* * *

とり 本作には、河合奈保子さんの『フォトメッセージ』(1980年代)や高橋由美子さんの『pure mint』、広末涼子さんの『H』と『R』(ともに1990年代)、佐々木希さんの『かくしごと』(2010年代)など、頓知気さんが好きな写真集のオマージュが散りばめられています。

見ての通り、オマージュ元となっている写真集の年代は見事にバラバラですが、写真集には統一感があって、流れるように見られるのが不思議です。

金髪 それぞれの時代ごとにチャプターを分けてオマージュするやり方もあるところ、それらをすべて取り入れながらもチグハグになっていないのは、構成がしっかりしている証拠。

それに、ただレトロなだけじゃなくて、2020年代に発売される写真集としてのオリジナリティもありますよね。オマージュが込められた写真集としても見られるし、単純に令和時代のアイドル・頓知気さきなの写真集としての見方もできる。そのバランスが絶妙です。

とり そうなんですよね。まず私は、オマージュを意識せずに、頓知気さんの写真集として見させてもらいました。頓知気さんって動きが独特なんですよ。例えば、この寝起きのような爽やかなカット。一見、自然な光景なのに、手元が何とも言えない曲がり方をしていますよね。癖なのかな?

金髪 これはオマージュ関係なく、シンプルに頓知気さんらしい瞬間ですね。

頓知気さきなファースト写真集『ときめきヒロイン』(撮影/細居幸次郎)より

とり 写真は静止画だからこそ、動きの見える瞬間が捉えられていると、そのコらしさが感じられて一気に愛おしさが増すんですよ。この手元だけで何が分かるんだって話ですけど、何となく人間性が浮かび上がってくるような気がしませんか?

金髪 浮かび上がってくるような、こないような......(笑)。頓知気さんらしさを挙げるとすると、私は目が印象的だと思いました。透き通っていて、光が入りやすくて、とても綺麗なんですよ。

最近流行っている「ちゅるん系(色素が薄くてキラキラした目)」のカラコンの瞳を、生まれつき持っているんですよね。顔がアップで写っているカットも多いから、ついつい瞳に目がいっちゃいました。

とり そう言われて見ると、どのカットでも瞳がキラキラしていますね。表紙の写真なんて特に綺麗。本作のテーマは「初恋」らしいですし、輝かしい瞳が初恋のときめきを表しているようにも見えてきます。

金髪 「初恋」って聞いたとき、とても腑に落ちたなぁ。写真集を見ていると、80年代の時代背景のなか、当時のアイドルに初めての恋心を抱く感覚ってこんな感じだったのかなと思える距離感があるんですよね。

頓知気さきなファースト写真集『ときめきヒロイン』 撮影/細居幸次郎 定価/2350円(税込)

★『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第5回「名作写真集のオマージュが散りばめられた頓知気さきなのファースト写真集は、初恋のときめきがいっぱい!」より抜粋(記事の全文は『週プレ プラス!』にて、会員限定でお読みいただけます)

『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』
【週プレ プラス!】+コラムにて毎週土曜配信(会員限定)
https://www.grajapa.shueisha.co.jp/plus
*『週プレ プラス!』(30日間、税込1500円)は『グラジャパ!』で加入できるグラビアに特化したサブスクリプションメニューです。

●頓知気さきな(Sakina TONCHIKI)
2000年3月6日生まれ
大阪府出身
実姉とのアイドルユニット『femme fatale(ファムファタール)』として活動。ニューシングル『鼓動/ピューピル』がCD、配信共にリリース中。公式Twitter【@ tonchiki_doll】 公式Instagram【@ arigato_v】