Netflixオリジナル配信ドラマ『全裸監督 シーズン2』のワールドプレミアイベントが22日、都内で行なわれ、主演の山田孝之満島真之介玉山鉄二伊藤沙莉(さいり)、増田有華西内まりやらが登壇。出演者たちからさまざまな事実が暴露された。

全裸監督はアダルトビデオ界の帝王・村西とおるの自著『全裸監督 村西とおる伝』をもとに、その半生を描いた作品。2019年に配信され、シーズン1は世界的ヒットに。今作は1990年代のバブル崩壊が舞台で、衛星事業に乗り出した村西が転落していく様が描かれている。


山田は「企画の作り始めから考えると、何年も『全裸監督』に関わっていた。ようやくフィナーレを迎えられてうれしく思います」と感無量の様子。

村西を演じるため日焼けをしていたが、「やけどすれすれ」まで焼きすぎたという。「(自分は)ジェロム・レ・バンナみたいなところがあって。試合前の練習で気合い入れすぎてケガをしてしまう。それで試合に出られない、みたいな」と、かつてK-1で活躍した格闘家を例えに出し、笑いを誘った。


前作でも共演した冨手麻妙からは、今回、「女性の強さを前面に出すシーンがある」ため、「村西監督が大嫌いになり、山田孝之さんも大嫌いになってしまいました。目が合うだけでムカつく、いるだけで腹の立つ存在。でもそれは私だけでなく、女優陣全員そう」とまさかの告白を受けた山田。

山田は「本当にそうなんです。だから今日もこっち(冨手)を向けない」と苦笑い。そして「僕ができるのは、毎日みなさんのインスタグラムを見てひたすら『いいね』を押すこと」と、ささやかな罪滅ぼしをしていると話した。


また、武正晴総監督もある出演者から嫌われていたことが明らかに。今作で初出演となった増田は「オーディション後に(監督から)『よいお年を』って言われて、完全に落ちたと思った」という。そして、その日の日記に書いてあったのは「『武監督嫌い』だけでした」と告白。

武監督は「『いい年が始まるよ』っていう意味で言った」と釈明すると、増田は「今は大好きです」と慌ててフォローしていた。


また、増田が「(喫煙者の役柄だったため)喫煙所でコミュニケーションをとろうと頑張っていたら、柄本(時生)さんが仲良くしゃべってくださった」と話すと、山田が柄本に対し「ただ近くにいたかったの? 不倫?」とイジり、出演者らを笑わせた。

『全裸監督 シーズン2』はNetflixにて現在配信中。「傷を負いながらも小さな幸せを探していく。人を許すことで次に向かえるということが描かれている素敵な作品」(山田)となっている。