石田桃香デジタル写真集『「ちゃんもも」って呼んでください。』(撮影/細居幸次郎)より

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グラビアライター・とりと『グラジャパ!』スタッフ・金髪りさによるグラビア好き女子ふたりが、気になるグラビア美女やデジタル写真集を"女子目線"で語る連載だ。

第24回は、女優としても活動するグラビアクイーン、石田桃香について。「『浪速のピーチ姫』こと、石田桃香のグラビアにはめっちゃ楽しい関西の空気が流れてる。」コラムの一部を抜粋して紹介!

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とり 突然ですが、金髪さんはグラビアから肌触りを感じることってありますか?

金髪 えっ、どういうこと?

とり 肌の質感とか、衣装の素材感とか、季節感とか。グラビアって、そういう直接触れられない肌触りを感覚的に楽しむものでもあると思っていて。今回、ご紹介する石田桃香さんは、特に肌触りが感じられる気がするんですよ。

金髪 私にはない楽しみ方かも......。詳しく教えてください(笑)。

とり 石田さんの肌触りって、どこか桃の皮の質感に似ているんですよね。"桃香"という名前に引っ張られている感はありますけど、あの独特な感触、分かります?

金髪 ちょっと毛羽立っている感じ?

とり そう、それです! 夏場、冷蔵庫に入れず外に置いておいた生温い桃を想像してください。その皮を剥くと、なかにはみずみずしい果肉が入っているんですよ。あの柔らかさと水分量を、何となく石田さんに重ねて見てしまうんですよね。

金髪 変態チックな見方だなぁ(笑)。

とり 実際に桃の皮と同じ肌触りの人間はいないと思うので、これはあくまでも比喩ですよ(笑)。あと、例えば『"ちゃんもも"って呼んでください。』のこのカット。ケバケバしていそうな衣装の素材感がダイレクトに伝わってくる感じがしませんか?

金髪 ベロア素材かな? 触ると色味が変わるやつですよね。見る分にはかわいいけど、肌触りって考えると苦手な素材かも(笑)。自分が着るってなったら選ばないと思います。

とり 独特な素材感ですもんね。私は好きですよ。ずーっと触っていたくなります。その触り心地が写真から伝わってくるところがいいんですよね。写真を見て、同じ素材に直接触れることはできなくても、しっかり感触が想像できるじゃないですか。

金髪 もしかしてこの素材感、桃の皮に似ている......?

とり 分かりますか!? そうなんですよ! 私も、桃の皮の質感と重ねて見ていました。でも、それだけじゃないんです。石田さんは、スウェットやニットも含めて、あらゆる衣装の素材感を感じさせる力があると思うんですよね。誰が着ても衣装の素材感は変わらないはずなのに。それがどういう力なのかはハッキリと分からないのですが。

金髪 どんな素材感の衣装でも着こなせる力っていうのはあるかもしれないですね。石田さんは、かわいい系もセクシー系も似合うイメージがあるし、ベロア素材とか独特なやつは、どうしても似合わないコもいるだろうし。

石田桃香デジタル写真集『ちゃんももの夢の中に入ってみた』(撮影/田口まき)より

とり それと『ちゃんももの夢の中に入ってみた。』のこのカットについても語らせてください。胸元の衣装は、うっすらラメが散りばめられたニット素材なんですけど、背景の砂丘の砂の質感と相まって、すごく触りたくなりますよね。

金髪 今度は砂!?

とり 鳥取砂丘、行ったことあります? めちゃくちゃ砂が柔らかいんですよ。私が行ったときは、地元の中学生が部活の練習で走り込みをしていました。ふかふかすぎて、歩いたり走ったりするのが大変なんですよね。

金髪 へぇ~、そんなに柔らかいんだ。

とり モケモケの衣装にサラサラでふわふわの砂。この思わず触りたくなるような質感が写ることによって、触覚が大きく働く感じ。最高ですよね。これが「グラビアから肌触りを感じる」ってことだと思うんです。

金髪 衣装とか砂とか......。肌触りって石田さんの肌に触れることかと思っていたけど、そういうことじゃない?

とり それらも合わせて、石田さんの肌触りとして感じられるんです。人が脱いだ服を触ると、素材感と一緒に体温が伝わってきますし、砂丘にいる石田さんに触れるときの感覚は、空間を包む砂の質感も含まれていると思うんですよね。

衣装や砂だけじゃなく、太陽の光や季節感、人間の心にも肌触りはあります。そんな物理的には触れられない肌触りを、写真を通して確かめる感じ......。この感覚、伝わりますかね?

金髪 なるほどね。私は逆に、そういうの全く感じないタイプかも。季節の変わり目に「夏の匂いがする」みたいなことを言う人がいるけど、何言ってんだ? って思っちゃう(笑)。カッコつけているだけでしょ?って。

とり あぁ、私はまさしく感じるタイプです(笑)。朝起きて「何か今日は冬の匂いがするぞ」って。

金髪 絶対気温の問題でしょ(笑)。

とり 気温の影響もあると思います。でも、夏の終わりの肌寒さと冬の始まりの肌寒さはちょっと違うんですよね。うまく言えないですけど。だから、日差しの強いカットなんかを見ると「この太陽はあたたかそうだけど、冬の肌触りがするなぁ」みたいな捉え方をしちゃうんですよね。それが合っているかどうかは別として。

金髪 衣装の素材感とかは分かりやすいけど、太陽の肌触りってかなり高度だね(笑)。共感できる人とできない人とで分かれそうな話だけど、とりさんにとって石田さんは、特に感覚が刺激される存在ってこと?

とり そうですね。やっぱり、触り心地のいいものには触れたくなるじゃないですか。私は、洋服でも自然物でも、触れられるものには触りたくなっちゃうくらい「触れる」ことが好きなんですよ。グラビアで大事なのは、いかに肌触りが感じられるかどうか、と言っても過言じゃないくらい(笑)。

特に石田さんから感じられる肌触りは全部触り心地がいいから、つい熱弁してしまいました。せっかくなら、いつか桃の皮をぺたぺた貼り付けたグラビアをやってほしいなぁ。

金髪 それ、とりさんしか喜ばないでしょ(笑)。想像しただけで痒くなっちゃう!

『グラビア美女画報~女子のためのグラビア講座』第24回「『浪速のピーチ姫』こと、石田桃香のグラビアにはめっちゃ楽しい関西の空気が流れてる。」より抜粋(記事の全文は『週プレ プラス!』にて、会員限定でお読みいただけます)

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