映画『世の中にたえて桜のなかりせば』の完成披露挨拶が10日、都内で行なわれ、乃木坂46の岩本蓮加(いわもと・れんか)、宝田明、主題歌を歌うall at onceITSUKINARITO、そして監督の三宅伸行が登壇。芝居経験の少ない岩本は、日本を代表する名優・宝田から演技の才能を絶賛された。

今作が映画初主演の岩本。そして、"終活アドバイザー"として働く『終活屋』の相棒役を宝田が務める、桜の季節と終活をテーマに年の差70歳のコンビが描くヒューマンドラマ。

映画初主演について聞かれた岩本、「演技に興味はあったけど、自信が全然ないので、大丈夫かなって思いました」と率直な感想を話しつつ、「乃木坂46という看板を背負って頑張れたかな」と振り返った。

宝田は岩本に対して「こんな年の差がある人と共演するのが初めて。胸騒ぎがしたわけでありますけど。セットに入って感じたのは、なんて度胸あるコなんだと。10年選手のように振る舞ってました。そして蓮加さんはNGを出したことがない! 大変な小娘です(笑)」と褒め称えた。


さらに「カチンコがなっても、監督さんがOKと言うまで動かない。お行儀のよい女優さんだなと思います。これは大女優になる片鱗があるなと関心して見ておりました」と話すと、岩本は「こんな褒め言葉頂いていいんですかね......。演技が終わったあとも、いつも褒めてくださるので、すごく自信につながります」とニッコリ。

そんなふたりについて三宅は、「年の差って関係ないなと。映画でも年齢差を超えた関係性を描いてくれたと思います。言い方があれですけど、ふたりの雰囲気を可愛いなと思って見ていました」と明かした。

乃木坂46の活動との違いについて聞かれた岩本は、「乃木坂46は先輩や後輩に囲まれて、パフォーマンスはその場の感情を出したりするんですけど、映画は台本の段階でどういう話か理解して、気持ちを作って、心に入れてやっていくというのが全然違う。難しいなと思いました」と答えた。


最後に岩本はこの映画について「人生っていう壮大なものをテーマにしてるんですけど、ちょっとしたタイミングで自分と向き合うきっかけになったのかなって思います」とコメント。

宝田は「コロナでこの2年近く、そして新たにウクライナでプーチン率いる軍団に平和を愛する国が蹂躙されている現実を見た時に、我々はもう少し社会性を持った映画を作らなきゃいけないなという気もします」と語りつつ、「個人的に蓮加さんのことを考えると、来年もう1本一緒に仕事してみたいなと、そんな気がいたしております」と改めて、岩本の"大女優の片鱗"に興味を見せた。

映画『世の中にたえて桜のなかりせば』は4月1日(金)よりロードショー予定。