新内眞衣(しんうち・まい)が3月31日、都内の紀伊國屋ホールで行なわれた舞台『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』の舞台挨拶に、主演の味方良介らと共に登壇。乃木坂46を卒業し、舞台への意気込みを明かした。

今作は1973年から続く、つかこうへいの代表的戯曲「熱海殺人事件」の新作。2010年に死去してからも公演が行なわれ、今回はつかの十三回忌特別公演として上演。新内は、昨年1月に行なわれた「熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ~」にも出演している。


今年2月に乃木坂46を卒業して以来、初舞台となる今作。新内は「(乃木坂46に)在籍していたときもやらせていただきましたが、グループを卒業した後に初めてやる作品でもあるので、思い入れのある作品になりますし、なる予定」と思いのたけを告白。

そして、「卒業してひとりになることはすごく大変だと思うし、いろんなことがある」と言い「みなさんのお力を借りないといけないこともあると思いますが、精一杯やらせていただきたい」と意気込みを語った。


「熱海殺人事件」シリーズは、1978年から紀伊國屋ホールで行なわれており、58年の歴史を持つ同会場を代表する舞台。紀伊國屋ホールは昨年5月に改修工事を終え、その"こけら落とし公演"でも「新・熱海殺人事件」が上演された。

新生紀伊國屋ホールに対する感想を聞かれた主演の味方は、「改修を終えて、当時とはまったく変わっていて、見える景色が違うし、新しくなったなと感じました。一番変わったと思うのは響き。(声の)出しがいがあるなと思いました」とコメント。


もっともらしい感想だったが、実は改修後もほとんど変わっていない。キャスト陣はその"ボケ"にクスクス笑っていたが、周囲には伝わっておらず......。

それを察した新内は、その後のコメントで「私も改修前に一度だけ立たせてもらい、その時は『壁の模様とか変わるのかな、寂しいね』なんて話していたんですが、何ひとつ変わっておらず、見覚えのあるところでした(笑)」と自然にフォロー。

また、「でも数々の歴史もありますし、これから私も歴史に名を刻めるように頑張りたいと思います」と熱意を語った。

舞台『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』は、4月3日(日)まで東京・新宿の紀伊国屋ホールにて上演。