2日、都内で「『女子高生に殺されたい』公開記念舞台挨拶」が行なわれ、田中圭南沙良河合優実莉子茅島みずき細田佳央太(かなた)、監督の城定秀夫(じょうじょう・ひでお)が登壇。若手女優の素顔を明かした。

今作は、古屋兎丸の画業20周年記念作品として発表されたマンガが原作。女子高生に殺されたい願望を抱く高校教師・東山春人(田中)が、9年かけて自分を殺させようとする"殺害計画"を描いている。


「簡単に言うと変態」(田中)な主人公を演じた田中に対し、南は「芝居のときと普段のギャップがすごいです。春人の狂気や変態さは、普段の田中さんから想像できない」と驚愕。河合も「空気を和ませて笑わせてくれて......さすが主演をたくさんされているだけあるなと感じました」と女子高生役の若手女優らを引っ張る存在だったことを明かした。

しかし、田中自身は「下の年代のキャストがキラキラしすぎて罪悪感を感じていた」そうで、南にはさまざまな映画賞を受賞したことを、Tiktokrとしても人気の莉子にはTiktokの話題を、そしてベストスコア70の腕前を誇る茅島にはゴルフの話を振るなど、「プロデューサーと組んで、会話の糸口を必死で見つけていました」と暴露した。


さらに田中は、河合から高所での撮影で怖がっていたことを明かされると、「ずっとビビってたら、沙良ちゃんが『田中さん、何怖がってるんですか?』って言っていて、肝据わりすぎだろ!と思いましたね」と語った。

イベントでは、主人公・東山の「理解されない願望」にちなんで、「人と違うかもしれないと思うこと」を聞かれる場面も。


茅島が「おすし屋さんではイカ、焼き肉屋さんではタンと、ひとつのものしか頼まなくて、人と一緒に行くと楽しくないと言われます......」と告白すると、周囲は戸惑い、田中も「......なんで?」とまさに理解できず。

また「休みがいらない」と話す莉子が、「毎日お仕事している方が充実感を得られるので、マネージャーさんにも仕事を入れるようにお願いしている」と明かすと、コメントを求められた田中らは「事務所の人間に聞かれると......」と口ごもり、会場を笑わせた。


そして南は「巨大生物がすごい好き。水の中にいる巨大生物が好きで、最近はマッコウクジラが自分の中で来ている。家でもずっと動画を観ています。サメも好きですね~」と意外な趣味を明かした。