出演したSKE48の全メンバーで記念写真

SKE48大場美奈卒業コンサートが、4月1日に神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホールで行なわれた。2009年にAKB48の9期生として加入し、2014年にSKE48へ移籍。選抜総選挙では最高8位、ソロ写真集を2冊リリースし、いくつもの舞台に出演するなど、長年にわたってグループの先頭を走り続けた彼女の"らしさ"が詰まった豪華なコンサートとなった。

オープニング1曲目、ペンギン姿で登場した大場が「このメンバーで歌いたいと思います!」と呼び込んだのは永尾まりや、市川美織、入山杏奈ら、彼女が19歳の時にキャプテンを務めたAKB48チーム4のメンバーたち。全員すでにアイドルを卒業しているが、現役時代を思い出させる元気なパフォーマンスを見せた。

リハーサル時間10分とのことだが、息がピッタリ

続いて登場したのが俳優の野間口徹。かつてNHKBSで放送された『AKB48 SHOW!』で、大場に振り回されるマネージャー役で一緒にコントを演じていた縁。今回、久しぶりのかけあいを見せ会場を盛り上げた。役者として忙しい野間口は、ギリギリまで出られるかわからなかったそうで、「卒業コンサートに呼んでねって約束が叶いました」と話しつつ、次はドラマで共演することを誓い合った。

ユニットパートでは『黄金センター』、『アンチ』、『夜風の仕業』とAKB48時代の曲を歌っていく。中盤では現在の大場が所属するチームKⅡのメンバーが登場。『18人姉妹の歌』、『誰かの耳』といったチームにとって大切な曲を歌い継ぐ作業。

大場チーム4がまさかの大復活!
そして再び同期のAKB48、9期生が登場。そこでなんと卒業以来、48グループのステージに登場していなかった島崎遥香が登場! 大場と仲良さそうに『右肩』を歌う。MCで大場が「大場チーム4これで全員卒業です」と話すと、メンバーは、今後はこうやってステージに集まることがないとしんみり。すると島崎がいきなり、「私が復活する!」と発言。そこまでずっと無言だった彼女の突然の冗談に会場が沸いた。

アンコールでチェック柄の卒業ドレスに身を包んだ大場は、秋元康が彼女のために書き下ろしたソロ曲『生まれ変わっても』を歌う。最後のあいさつでは「13年とっても幸せでした。さよならは言いません。5月から、違った形で皆さんと新しい思い出を作っていけるように、一歩一歩頑張っていきたいと思うのでよろしくお願いします!」と涙をこらえながらスピーチ。さらに「SKE48に来た私を受け止めてくれて、皆さん本当にありがとうございました。アイドル人生の最後が SKE48でとってもとっても幸せです。SKE48サイコー!」と締めくくった。

卒業ドレスで『生まれ変わっても』を熱唱
俳優の野間口徹をステージに登場させ、卒業後はほぼ48グループと関わりのなかった島崎遥香を呼び、ビデオメッセージでは女優として大活躍する松井玲奈や川栄李奈を登場させるなど、大場美奈の慕われっぷりがよくわかったコンサート。今後は俳優の道へ進むとのことだが、きっとあちこちで活躍する姿を見せてくれるだろう。