楽しい反面、正直苦痛だったという杏香ちゃん

神保町☆女子大生Cafe」第78回。現役女子大生たちが、旬で話題の流行りネタについて言いたい放題のから騒ぎしちゃいます!

2月1日に高級チョコレートメーカーとして知られる「GODIVA」が、日本では長年、慣例となってきたバレンタインデーの“義理チョコ”を否定する意見広告を出稿し反響を呼びました。内容は、「義理チョコの準備が大変だからバレンタインが嫌い」という女性が増えているとのことで“日本は、義理チョコをやめよう。”というキャッチコピーが。ベルギー王室御用達の人気ブランドだけにセンセーショナルに話題が広がりました。

紙面にはその主旨も綴られ、「そもそもバレンタインは、純粋な気持ちを伝える日。社内の人間関係を調整する日ではない」と訴える内容で、男性たちにも女性に義理チョコは無理しないでいいと言ってほしいというメッセージも送っています。

そこで今回のテーマは、「バレンタインで義理チョコを渡すのは賛成? 反対?」。従来は、義理チョコも含めて男女ともワクワクドキドキするイベントというイメージもありましたが、このご時世、最近のJDたちはどのように捉えているのでしょうか?

「私は小学校から高校まで毎年、バレンタインにクラスや部活の全員に義理チョコと友チョコを渡していました。楽しい反面、毎年、夜中までかかって用意していたので、正直、苦痛でした(笑)。この経験から、大学に入ってから義理チョコを渡していません。今は、バレンタインは本命一本に絞るほうがいいのかなって思っています」(杏香ちゃん・明治大学3年・21歳)

「義理チョコ制度はいらないと思います。毎年たくさん作るのも面倒だし、買うとしてもお金はかかるし…。本命だけに作ったり、あげればいいんじゃないかな。中学・高校の時はいろいろやっていたけれど、今年は特に作る予定も買う予定もありません」(琴美ちゃん・中央大学1年・19歳)

「今年のバレンタインは女友達と遊びに行きます。普通の平日って感じ。彼氏はバレンタインに期待してるっぽいけど、特に何もする気はありません(笑)。義理チョコも誰にも渡さないと思います。」(明日香ちゃん・首都大学東京1年・19歳)

「今年はどうしよう…と、まだ悩んでいます。彼氏はいるけれど、一緒に過ごしたりチョコをあげたりする予定は今のところありません。わざわざチョコを渡すためだけに彼と会うのは正直、面倒くさい。バレンタインに何かするとしたら、サークルやバイト先のみんなに義理チョコを渡したいです。義理チョコでも、もらった人は嬉しいと思う!(笑)」(早苗ちゃん・法政大学3年・21歳)

「義理チョコはなくていいと思います。高校の時は義務感で毎年、部活やクラスの人たちに50コ以上作って配っていました。その時は女のコにあげることが多かったから、バレンタインは女のコのためのイベントって意識が強いです」(彩夏ちゃん・國學院大學2年・20歳)

「義理チョコはあったほうがいいと思います。高校生の時はチョコをいっぱい作って、友達と交換したり、本命の男子に渡したり…一大イベントになっていました! 大学に入ってから渡す数は少なくなったけれど、チョコをあげることを口実にいろんな人と話せるのが楽しい。だから今年もバレンタインは楽しみ」(望美ちゃん・実践女子大学2年・21歳)

もはやバレンタインは女のコ同士のイベント?

「バレンタインが近くなると、今年はどうしようかなとか、あぁまた作らなきゃなのかと、憂うつな気持ちになるから義理チョコはなくなってほしい。昔は楽しかったけど、年々面倒くさくなってくるし、クオリティーは求められるし大変です。今年は彼氏だけに作るか、少し高価なチョコを買って渡せばいいかなと思っています」(美奈子ちゃん・駒澤大学2年・21歳)

「義理チョコ制度は廃止でいいと思います。毎年、何コ作ろうとか誰に渡そうとか考えないといけないのが大変。チョコを買ったり、作ったりするのはお金も時間もかかるので、本命の彼に何かいいものをあげられればそれでいいと思います」(鈴音ちゃん・明治大学1年・19歳)

「私はバレンタインに盛り上がりたい派。義理チョコは普段、話さない男子とコミュニケーションをとるきっかけになるからいいと思います。好きな男子に本命チョコをあげて、反応を見るのもキュンキュンする!」(優希ちゃん・駒澤大学3年・21歳)

「義理チョコ制度は、全然アリ! バレンタインに対する熱は、小さい頃より冷めてしまったけれど、やっぱり楽しい。大人になってからも会社で同期とか上司に配っているところが想像できます(笑)。本命のためというか義理チョコのほうがメインになっています」(咲希ちゃん・立教大学1年・19歳)

「義理チョコはうーん…って感じだけど、友チョコはアリ。高校生の時は、夜にたくさん作って次の日に特に女のコ同士で交換するのがすごく楽しかったです。紙袋いっぱいにチョコを持って行き、帰りは友だちからいっぱいチョコをもらって帰っていました。もはやバレンタインは女のコ同士のイベントというイメージかも」(桃果ちゃん・青山学院大学2年・20歳)

GOVIVAの広告と同じく、義理チョコに対してネガティブに感じているコは少なくないようですが、コミュニケーションの手段やきっかけとして、新しい意味合いも生じているようです。準備や費用が大変との本音もありつつ、一概に廃止!とも言えないようですが…。いずれにせよ、風潮の変化は必然のようで。たとえチョコをもらえなくても、男性陣はあまりがっかりしないほうがいいかも?(たぶん…笑)

(取材協力/株式会社KIRINZ)