新型コロナウイルスの長期化で、恋愛はどう変わるのか?

終わらない新型コロナウイルスの感染拡大。今の「外出も人との接触も極力回避」という状態は、しばらく続きそうだ。

誰も経験したことのないこの"緊急事態"が長く続けば、社会のあちこちでゆがみや変化が生じるのは確実だ。半年後、日本はどんな姿になっているのか?

各分野の現場で見え始めている"変化の兆し"を取材した!

* * *

■プロフィール写真は「家の中で読書」?

飲み会はもちろんアウト、街を歩くことすら厳しい。そんな状態が長引いた場合、男女の出会いはどう変わる?

日本合コン協会会長・田中絵音氏はこう分析する。

「リアルの場での出会いは敬遠が続き、Zoomなどのビデオ通話を使った『オンライン合コン』やマッチングアプリの需要が拡大するでしょう。ふたりきりで毎週オンライン飲みをする関係になってから、初めて会うことができるくらいの覚悟が必要そうです」

ということは、今からオンライン合コンに慣れておけば、勝ち組になれるかも。

「画面では基本的にバストアップしか相手に見えないため、ルックスのごまかしが利く。身長、体形、においなどを隠すことが可能です。コンプレックスがある人はチャンス到来なので、自分の画面映え位置や話のネタなどを磨いておきましょう。

また、飲食物を準備して画面越しにコミュニケーションを取るので、知る人ぞ知るお酒のボトルやインパクトのある手料理を並べるだけで『すごい! それなんですか?』と注目の的に。そうして生活力やセンスをアピールすることも可能です」

さらにこんなテクニックも。

「合コン中、気になる女性には『今度ふたりでオンライン飲みしない?』と個別メッセージを送りましょう。秘密のやりとりが女性をときめかせます」

マッチングアプリからオンライン合コン開催につなげるという出会い方が今後の主流になりそう

では、マッチングアプリでモテる方法は?

「プロフィール欄に『まずはオンラインでゆっくりお話ししましょう』とひと言書くなど、モラルのある姿勢を示すこと。充実した"おうち時間"を共有できることをアピールすべく、家の中で読書をしているところなどをプロフィール写真にしておくのも効果的です」

また、20代女性の恋愛事情に詳しいライターのマドカ・ジャスミン氏からはこんなアドバイスも。

「今後マッチングアプリは『オンライン合コンを開催する幹事同士の出会いの場』にも発展していくと予想されます。メッセージをやりとりしたものの脈が薄そうな女性には、『今度友達を誘ってみんなでオンライン飲みをしましょう』と誘い、楽しい出会いを演出する力を感じさせることで、女性をつなぎ止めることも可能です」

では、より真剣度の高い婚活シーンの変化は? 成婚率ナンバーワンの結婚相談所「パートナーエージェント」の成婚コンシェルジュ・大道枝里氏に分析してもらった。

「婚活市場では『高年収』より『恒年収』の傾向に。今後は大企業勤務であることよりも、公務員など景気に左右されない職業であることや、副業などのダブルワークで相補的な働き方をしていることが評価されていくと予想されます。

そのほか、家事力や健康度も重要になるでしょう。今以上に飲酒、喫煙などの生活習慣に厳しい目が向けられるだけでなく、病気リスクをはかれる遺伝子検査の結果を公開するような男性が信頼される流れになるかもしれません」

出会いの新時代に備えよ!