コスプレイヤー・えなこさんのWishリストは「コミケ」

緊急事態宣言が解除されて約2ヵ月がたったものの、海外はおろか、国内移動も慎重な行動を求められる現在。だからこそ、コロナが収束したら訪れてみたい場所やこんなことをやってみたいと思いをはせる「Wishリスト」を各界の著名人たちに聞いてみた。

故郷や憧れの場所、そして懐かしい思い出の場所......僕らと同じように、仕事もプライベートも制限され、"ステイホーム"を迫られていた彼ら彼女らが、"ニューノーマル時代"の旅先に選ぶのは? 第3回は、コスプレイヤーのえなこさんが登場!

■初の男装コスプレを画策するも......

――メディアでの活躍だけではなく、普段からさまざまなイベントなどにも参加しているえなこさんですが、今回の緊急事態宣言で影響があったのでは?

「いろいろと中止になってしまいましたが、なかでも残念だったのはコミックマーケット98です。今年は東京オリンピックの影響で5月に行なわれるはずだったんですよ。『春は初めてだー!』って喜んでたらなくなっちゃって。いつもは夏と冬で暑いし寒いから、春はコスプレするにもちょうどいい季節だったんですけどね」

――コミケのための準備もしていたんですか?

「コミケで頒布(はんぷ)する新作写真集は作っていませんでした。この時期に撮影に行くのは"不要不急"なので。これまでずっとコミケに参加してきて、今回初めて"落とした"ことになりますね(笑)」

――えなこさんは毎年、コミケのコスプレエリアでの撮影も話題になりますが、今回はどんなコスプレを予定していたんですか?

「『鬼滅の刃』はマンガもアニメも見てハマってたので、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)をやろうと思ってたんですよ。今までちゃんとした男装をしたことなくて、ずっとやってみたいと思っていたから、初挑戦という意味でもよけいに楽しみだったんです」

――男装をしたことがなかったのは意外です。

「男性キャラより女性キャラに惹(ひ)かれやすいのと、顔つき的に男装はハードル高いかなと自信なかったんですよ。(主人公の妹の)禰豆子(ねずこ)はやったんですけど、炭治郎にも惹かれてやりたくなって」

ステイホーム中に『鬼滅の刃』の竈門禰豆子のコスプレを。自宅だけではなく、スタジオでも撮影したいと意気込む

――お披露目は次のコミケでしょうか?

「う~ん、どうでしょう。自宅コスプレでSNSにアップかなあ。あ、でも今回のおうち時間で、プライベートの宅コスを楽しめました!」

――えなこさんのコスプレは、衣装のみならずスタジオや野外で作品の世界観を作り込んで撮影する印象ですけれども。

「もちろんそのほうがキレイな写真になると思うんですけど、高校生でお金がない頃にやっていたのを思い出して、初心に戻って楽しいじゃん!ってテンション上がってました(笑)」

――当時の衣装を着たりも?

「実家を探せばあるかもしれないですけど、昔より10㎏くらい落としたので、今は着られないですね。でも昔のキャラもまたやりたいです!」

――次のコミケが楽しみです。

「開催されたらうれしいです。コミケは高校時代から参加しているんですけど、何度参加しても楽しいし、安心できるし。高校の同級生やオタク友達が来てくれたり、人のつながりを感じる、実家みたいな場所なので!」

コミケでの初の囲み撮影は20人程度だったが、今や何百人も集まる「えなこサークル」と呼ばれる名物に

●えなこ
1994年1月22日生まれ。中学時代からコスプレイヤーに。『えなこの◯◯ラジオ』(文化放送インターネットラジオ「超!A&G+」、毎週日曜15:00~)放送中