ハイライト食堂/「カラフルジャンボチキンカツ」(910円)はチーズ、アメリカン、おろしポン酢の3種のソースが自慢ハイライト食堂/「カラフルジャンボチキンカツ」(910円)はチーズ、アメリカン、おろしポン酢の3種のソースが自慢
旅行に行ったら、旅先の有名店に行くのが鉄板だ。ところが、「地元密着のチェーン店こそ、その土地の空気が味わえる最高の観光スポット」と語るのが、飲食チェーン店トラベラーのBUBBLE-B氏だ。

そこで今回、複数のローカルチェーン店を巡れる1泊2日の旅行プランをご紹介。大阪篇佐賀篇に続いて紹介するプランは人気観光地・京都。今なら全国旅行支援もあることだし、一風変わったこんな旅もいかが? 【激ウマローカルチチェーン店ツーリズムのススメ その3】

*本文中の価格はすべて税込みです。ほかの店舗では価格が異なる場合があります。また、イートインと持ち帰り価格は異なります。

■通も知らない〝裏京都〟を発掘! 地元民に大人気のチェーン店 in 京都

「京料理というと上品な味のイメージがありますが、実は地元で愛されているローカルチェーンはパワフルなグルメばかりなのが面白いところです」

朝から京都に入り、まずは清水寺や八坂神社など、京都市内観光を満喫。

「その後向かってほしいのが『からふね屋珈琲 熊野店』。1972年創業の歴史あるカフェの魅力は、約140種類もあるパフェです。中でも定番メニュー『ジャンボチョコソフトパフェ』(960円)は食べ応え抜群。ちなみに、一般的なサイズの『チョコレートパフェ』(840円)などもあるので、お好みに合わせてどうぞ。

その後北上して『ハイライト食堂 百万遍店』で遅めのランチ。ここは京大生御用達の定食屋で、『カラフルジャンボチキンカツ』(910円)がオススメ。お皿からはみ出すチキンカツの迫力は圧巻で、3種の異なるソースで食べるカツは絶品です!」

東洋亭/「百年洋食ハンバーグステーキ」(1380円)。肉汁あふれるあらびき肉にビーフシチューソースが合う東洋亭/「百年洋食ハンバーグステーキ」(1380円)。肉汁あふれるあらびき肉にビーフシチューソースが合う
夜もいい意味で王道の京都観光っぽくないディナー。

「関西に8店舗を展開する本格的な洋食チェーン『東洋亭』の『キャピタル東洋亭 本店』に行きましょう。地元民に愛される名店で、人気1位のメニュー『百年洋食ハンバーグステーキ』(1380円)はじっくり煮込まれたビーフシチューソースが美味です」

新福菜館/京都ラーメンのルーツとも称される。「中華そば(小)」(650円)は、黒々とした見た目と裏腹に優しい味わい新福菜館/京都ラーメンのルーツとも称される。「中華そば(小)」(650円)は、黒々とした見た目と裏腹に優しい味わい
花園駅周辺のホテルで1泊。翌日はどこへ?

「2日目の朝は、京都人にはおなじみのパン屋『志津屋 本店』で名物の『京かるね』(230円)を食べてみてほしいです。これはドイツ風の丸いパンにマーガリンを塗り、玉ねぎやハムを挟んだ非常にシンプルながらやみつきになる惣菜パン。

ここで朝食を食べたら、お昼は行列のできるラーメン店『新福菜館(しんぷくさいかん)本店』に行きましょう。黒色のスープがインパクト抜群の『中華そば(小)』(650円)は京都旅の締めにふさわしいでしょう」

●飲食チェーン店トラベラー・BUBBLE-B(バブルビー)
ミュージシャンの肩書を持ちながら、日本全国の飲食チェーンの"本店"を追い求める食ハンター。著書に『全国飲食チェーン本店巡礼~ルーツをめぐる旅』(大和書房)