
元鉄工所勤務グラドル・ちとせよしの 2000年生まれ、佐賀県出身。グラビアアイドル。アイドルグループ「あまいものつめあわせ」の一員としても活動している。公式X【@chitose_yoshino】
作業服の殿堂「ワークマン」が力を入れる"猛暑服"は、地獄の夏を乗り切るための重要アイテムになるかも。機能性に特化しつつも、デザインもちょっとイケてる、同社の技術の粋を集めた新商品を詳しく紹介します!
※店舗によっては商品が売り切れの場合があります。また価格は税込です。
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■災害級の暑さにも備えられる服!
気象庁によると、今年の夏も猛暑となる見込みだ。6月から真夏の暑さになるかもしれないというから、熱中症対策は万全にしておきたい。
また、厚生労働省は6月1日から、熱中症の重篤化を防止するため「職場における熱中症対策」を義務づけた。この規則に違反すると罰則もあるという。
そんな中で注目されている服がある。それがワークマンの〝猛暑服〟だ。4月上旬に発表されると一気に人気が広がり、現在でも品薄状態が続いている。
では、何がそんなにスゴいのか。ワークマン広報部の伊藤磨耶氏に聞いてみた。
「今年、新しく発売した『エックスシェルター暑熱シリーズ』は、日本赤十字看護大学付属災害救護研究所と共同研究した製品です。普段から着られる服だけれども、災害級の厳しい暑さなどにも備えられる服として開発しました。
特殊な生地を使って『遮熱』『気化冷却』『接触冷感』『UVカット』『透湿度』『速乾』『通気』『軽量』など暑さ対策に有効な14の機能を持たせています。
わかりやすく言うと〝着たほうが涼しい服〟です。まず、着用したときに接触冷感でひんやりと感じます。さらに汗をかくと気化熱によって生地の温度が下がり、冷たく感じるようになっています。
ですから、Tシャツやコンプレッションウエア(運動機能支援服)など、肌との接触度合いが高いものの上に着ていただくとより機能が体感できるはずです。
このエックスシェルター暑熱シリーズは、フーディーやポロシャツ、パンツやハットなど10のアイテムで展開しています」
――エックスシェルター暑熱シリーズを作る上で、苦労した点は?
「やはり機能性と価格のバランスです。ワークマンは『高機能でいかに低価格な製品を作れるか』ということを重視していますので」
――〝着る冷凍庫〟と呼ばれているものもありますよね。
「はい。『ペルチェベストPRO2』です。これはワークマン史上最高レベルの冷却機能を持っていて、最大マイナス28℃の冷却効果があります。2024年に発売したものは、冷却プレートが3つでしたが、今年発売したPRO2は5つに増やしました。
空調機能のあるファンウエアの『2WAYベスト』もそうですが、これらの商品は『作業現場で使用するもの』と思われがちです。
しかし、最近の傾向としては夏の音楽フェスや釣り、庭仕事など屋外に長時間にいるようなときに着用する方も増えています。そのため、一般のお客さまも着られるようなデザインの服も用意しています」
ペルチェベストPRO2 1万9800円 今年のモデルは背中に1個、腰の後ろに2個、前面に2個と合計5個のペルチェデバイスがついている。冷却だけでなく温熱モードにもなるので、夏だけでなく冬も使用できる
2WAYベスト 2900円/ファン・バッテリー別 腰の後ろに2個ついているファンを生地で隠すこともできる2WAY仕様。前面にある大型のポケットが便利
――熱中症のリスクがわかるリストバンドも気になります。
「アラート機能付きの『暑熱バンド』ですね。心拍情報から深部体温の変化を推定し、熱中症リスクの低い場合は緑色、中程度なら黄色、高いときは赤色のLEDが光ります。屋外での作業時だけでなく、ゴルフやランニングなどスポーツ時にもご利用いただけます」
では、夏は過酷な職場になる鉄工所での勤務経験があるちとせよしのさんに、猛暑服を着た感想を聞いてみよう。
ちとせ とにかく薄くて軽いことに驚きました。この軽さで紫外線を防げたり、着ているだけでひんやり感じられるのは不思議です。
それから〝着る冷凍庫〟は初めて見たのでビックリしました。私が鉄工所で働いていたときはまだなかったので、あれを着て作業をしたかったと思いました。
鉄工所は鉄骨などがたくさん置いてあって、触れないくらい熱くなるんです。だから手袋をするんですけど、それでさらに暑くなる。でも、着る冷凍庫があれば、少しは涼しく感じるのかなと思いました。意外と着心地も良かったですよ。
私は以前、熱中症になったことがあるので、こうした猛暑服は必需品だと思いました。
レディースクールUV フェイスガードパーカー(女性用) 1500円 フードだけでなく、フェイスガードもついているUVカットパーカー。親指用のフィンガーホールがあり手の甲までガードできる
エックスシェルター暑熱 ハット 1280円 速乾で頭に汗をかいてもベタつきにくい。あごひもは取り外しが可能になっている。ハットのほかにサイズの調節が可能なキャップ(980円)もある
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昨年の夏は記録的な猛暑となり、多くの地域で観測史上最高気温を記録した〝史上最高に暑い夏〟だった。今年も同じような暑い夏になるのは間違いない。そのために猛暑対策は早めに進めておく必要があるはずだ。
