あらゆるジャンルに細分化されオトコの性的欲求を満たすAV。マニアックなものも多く存在するが、今、意外なジャンルがブームとなっているという。

AVマイスターの東風克智(こちかつとも)さんが紹介する。

「ブラジリアンワックスなどで陰毛をきれいに整えることが、現在は一般の女性にも浸透してきました。また、パイパン=清純というイメージも強くあります。ところが、それらに反するように最近のAV業界では“剛毛モノ”がブームになっているんです」

えっ……それはいつ頃から?

「剛毛AVブームの火つけ役といえるのが、2012年にSODクリエイトからデビューした古川(こがわ)いおりちゃんです。アイドル顔負けの美少女なのにアソコの毛はボーボーで、そのギャップがエロすぎると大評判になりました。その後、剛毛をウリにしたAV女優が現れ始め、剛毛推(お)し作品も続々と登場して、現在の剛毛AVブームへ発展していくんです」

では、なぜオトコは剛毛に興奮するのだろうか。

「ひとつはギャップに興奮するんだと思います。清純そうな美少女や清楚っぽい美熟女が剛毛だったりすると、そのギャップに妙なエロさを感じるじゃないですか」

そう語るのは、元AV男優で、現在はAV監督としても活躍中の平本一穂さんだ。確かに、「ギャップが魅力」ということはありそう。

コンプレックスも羞恥プレイがたまらない?

「また、ヘアの手入れをしていない女優のほうが、素人っぽくていいというのもあります。僕が男優デビューした1980年代は、AV女優でもヘアの手入れをしてる人は少数派でした。今は一般の女性でさえヘアの処理をする時代です。だからこそ、手入れをしていないボーボーのヘアのほうが萌えるんじゃないかな」(平本さん)

とはいえ、まだまだニッチな剛毛AV。その見どころはどこらへんにあるのか。

「ひとつは羞恥(しゅうち)プレイです。剛毛の女優の多くは、毛深いことにコンプレックスを持っています。そこで、わざとカメラの前でご開帳させたり、『アナルのほうまで毛が生えてるね』などの言葉責めで辱(はずかし)めるわけです。そのときの泣きそうな女優さんの顔がたまらないんですよ。

また、普通は“顔射”をする場面で、わざと剛毛に発射するのも見どころです。剛毛の黒と精子の白という対比が、ヒワイさを倍増させるんですね」(前出・東風さん)

なんとも奥が深いーー。色彩のコントラストまで興奮材料になるとは。エロに対するオトコのたくましい想像力は尽きないものだ。