外国人の友達に「日本の風俗遊びはつまらない」といつもバカにされていた。こんなに百花繚乱な風俗天国・ニッポンなのに?だ。

「金を出して遊ぶのに、実物を見ないで女のコを選ぶなんて」

つまり、日本では高級ソープでも完全顔見せではなく写真で選ぶことがナンセンスだというのだ。まぁ、確かにそれは同感。顔見せを楽しめる“ちょんの間”も各地で消滅し、だから最近ではすっかり韓国やタイなど海外で風俗三昧(ざんまい)…。

ところが、「完全顔見せシステム」を採用してる高級ソープが日本にもあるという。しかも場所は川崎! そんな近場で見逃していたとは、ウカツじゃ済まされない話。

てワケで、早速訪問してみることに。事前の予約もしなければ、ネットで好みの女のコの出勤確認もしない。高級店というなら、それ相応のコを用意しているはず。対応が悪ければ顔見せってだけで、店のサービスの質も推して知るべし。さっさと退散してしまおうという腹で乗り込んだ。

久々の川崎・堀之内。あれれっ、以前と比べて店の数が少なくなってるぞ。しかも、物々しい呼び込みは、この街も構造的な風俗不況の真っ只中ってことか。

その店はソープ街のほぼド真ん中にあった。呼び込みも出していないので、逆に目立つ。それも自信の表れか? 出迎えてくれたボーイに「予約はないんたけど、遊べる?」と訊ねると、

「当店のシステムは…」と、まず最初に料金総額と完全ゴム着用でという説明を丁寧に受ける。それで構わないというと「では、ご案内します」。

その応対に思わず待合室に入ってしまったが、なんと料金は大六枚以上。これで期待外れだったら、許さんっ!

5人がひとりずつ登場し挨拶

待たされる間もなく、ボーイさんがアイパッドを手に登場し「ただ今ご案内できるのは、この5人です」

「えっと、写真だけなの、実物が見れるって聞いたんたけど?」

「それなら女のコに準備させますが。事前に総額をいただくことになっております」

つまり、女のコの顔を見たら、そこでキャンセルはさせないってこと。当然、ここまで来たんだから、それもOKしたけどね。

そこでまず、登場する女のコの名前を順番に記したカードを渡される。そして女のコの登場! 外国風俗で慣れてるはずなのに正直、その光景に圧倒されるとは…。女のコがひとりずつ入ってきて、ペコリと挨拶。

5人が立て続けに現われた後、「では、全員をご紹介します」と今度は5人全員で登場して、ペコリと頭を下げただけで退場する。

「どのコがいいですか?」

手渡されていたカードの、お目当ての女のコの名前に丸印をつけるだけで指名となるのだが、ここで迷ってしまった…。どのコも抜群に美人で、スタイルもいい。「完全顔見せシステム」で評判なのはダテじゃなかったのだ。

だが迷ったのは、一番カワイかったコが、彼女だけ愛想が悪かったこと。ニコリともしないで不貞腐れているような態度でもあった。結局、笑顔が1番爽やかだった女のコをチョイス。

しばらく待たされた後、「ご案内いたします」ーー再会した途端に、彼女の先ほどの爽やかな笑顔がはじけた。しっとりと手を握ってきて部屋まで案内してくれる。

顔見せなのに指名で埋まる!

「選んでくれて、ありがとう」

いきなりのディープキスで、頭に血が登ってしまった。一番の美人ではないといっても、A●Bなら選抜で10位くらいには入りそうなコなのだ。そんな、まだソープ慣れしてないような雰囲気なのにキスしながら股間に手を伸ばしてくるあたり、お主やるなぁ!

それからの手順は即尺即ベッドと、高級店ならではの流れ。たちまち一回戦終了!となったが、交戦中にいつもと違うなという思いを抱き始める。キスの回数なのか、舌を絡める頻度なのか、すがりついいてくる女体の感触なのか……いつの間にか自分の彼女を抱いてるような気分になっているのだ。

そう感じてからは、すっかり彼女のペースにはまり込んでいた。一服してから浴室で体を流してもらい、一緒に風呂に入ってディープキスの後、潜望鏡。マット洗いと続いていく。

彼女の口は、こっちの体に接していない間はひっきりなしに陽気に話しかけてくる。時間が経つに比例して、美人に見えてしまうタイプの女のコだったのだ。

最後はベッドに移動して二回戦目に突入。先ほどにも増して彼女の密着度は増し、久々の二連発にも元気マンマンで祝砲をあげることができた。

帰り際、確かめたかったことを彼女に訊ねてみた。すると、完全顔見せで今日のように女のコが揃うのは珍しいとのこと。平日の早い時間帯しか女のコは揃わず、夜はほとんど指名で埋まってしまうという。

むむむっ……「完全顔見せシステム」があるのに、指名で入れなくなるなんて恐るべき店だぞ。これは外国人の友達にも自慢…いやオススメしないことには!

(取材・文/西野文蔵[オフィス五稜郭])