フィリピンの首都マニラで高級ラウンジの経営を始めた小澤マリア。白い翼を背に広げたランジェリー姿で登場、「この翼は結構重いんです」と苦笑い

6年前に引退した人気アダルト女優の小澤マリアが、なんとフィリピンの首都マニラで高級ラウンジの経営を始めたという。なぜ、わざわざフィリピンで開店したのか? 儲かるのか?

さらに情報を探ると、彼女はフィリピンでセレブ並みのVIP待遇を受けているという…。僕らが知らない間に、彼女に何があったのか? オープニングセレモニーに潜入し、本人を直撃してきた!

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5月18日夜、小澤がオーナーの高級ラウンジ「ラ・メゾン」のオープニングセレモニーが開催された。

マニラ空港第3ターミナル前に広がる複合施設「リゾートワールドマニラ」には高級ホテルが4つ並ぶが、そのひとつであるレミントンホテル内に所在し、入り口近くにはカジノがある。対象となる客層は、国籍を問わずビジネスマンが中心だ。

青い絨毯(じゅうたん)が敷かれた広さ約700平米のラウンジ中央には真っ赤なピアノが一台置かれ、それを取り囲むようにテーブル席が18席並ぶ。店の入り口には彼女自身が日本から持ち込んだという赤い着物がショーケースに飾られ、スポットライトに照らされている。

小澤が日本から持ってきたという、鶴の柄が施された真っ赤な着物がラウンジの入り口に飾られている

チャージ料金は最初の1時間半が2千ペソ(約4600円)と、マニラにある平均的な日本人専用クラブの3倍以上で、ゆったりとしたソファに座ると蝶ネクタイに黒いスーツ姿のスタッフがカートに並んだウイスキーを運んでくる。

ここでホステスとして働く女性は約30人。カナダ人の父親と日本人の母親を持つ小澤の店だからか、日本、中国、ドイツ、ブラジルなど多彩な国籍のハーフが多いのが特徴のようだ。

午後11時過ぎ、白い翼を背に広げたランジェリー姿の小澤マリア(30)が現れると、薄暗い店内から一斉に拍手が沸き上がった。日本人、韓国人、欧米人客が座るテーブル席をひとつひとつ回り、チャーミングなポーズをとって来店への感謝を伝えている。

今や、彼女はフィリピンで最も著名な日本人

欧米人客に求められて自撮りに応じる小澤。「リクエストがあれば席で一緒に写真を撮りますよ!」

フィリピン人の客席に来ると、「ピクチャー タヨ!(一緒に写真を撮りましょう)」 とタグリッシュで呼び掛け、周囲の爆笑を誘った。タグリッシュとは英語とタガログ語を混ぜ合わせた言い回しで、フィリピン国内では広く使われている。すでにフィリピン人の心を掴む術(すべ)をマスターしているようだ。

小澤をひと目見ようと、友人4人と一緒に駆け付けた企業副社長のフィリピン人男性(42)はグラス片手にこう語る。

「オザワがAV女優だった頃からたくさんビデオを観てきた。彼女はハーフだから、顔立ちに親しみがわくね。セックスを楽しんでいるような彼女の表現力もたまらない。フィリピンでは男性だけでなく、女性からの支持も集めているよ」

その言葉通り、マニラに軒を連ねる海賊版のDVD販売店には、彼女の人気ぶりを示すかのように出演作品が並んでいる。

マニラに軒を連ねる海賊版DVD販売店では、小澤がこれまで出演した作品が多く並ぶ

この日のためにシンガポールから飛行機で3時間半かけて来たという企業社長のシンガポール人男性(32)も「彼女のインスタグラムを見てセレモニーのことを知った。直接会えて今日は幸せだよ」と声を弾ませ、小澤と一緒に写真に収まった。

彼女がフィリピンで芸能活動を始めたのは2015年5月。最初の仕事は男性誌の表紙を飾った撮影だった。すでにAV女優として知名度が高かったため、あっという間にTVやラジオで引っ張りだことなり、今や庶民の足であるジプニー(乗り合いタクシー)に乗っただけで地元メディアに取り上げられるほどのセレブぶり。日本でいえば、ハリウッド女優が満員電車に乗ったことが報じられるようなものだろう。

同年クリスマスに公開されたホラー映画『Nilalang(存在者)』では主演女優を務め、フィリピンのトップ俳優と共演した。小澤はヤクザの娘役をこなし、この映画はマニラ国際映画祭で5部門を受賞。今や、彼女はフィリピンで最も著名な日本人といっても過言ではない。

●この後編は明日配信予定。小澤マリア本人のインタビューでフィリピンを拠点とした経緯と覚悟を告白!

(取材・文・撮影/水谷竹秀)