セックスの流儀から仕事の姿勢など様々なトークを繰り広げた2時間弱。初対面のふたりだが、息もピッタリ盛り上がっていた。

2013年にAV引退以降、およそ4年ぶりの顔見せとなる“レジェンド男優”加藤鷹氏が2月25日、六本木のクラブ“マハラジャ”でトークイベント『大人の遊戯』に登場。

イベント開催前、「週プレだけに…」ということで、控え室にて単独取材。鷹さんが昨今のAV業界の諸問題についてぶった斬ったインタビューを前編記事ではお送りした。

そこでは今後、日本で自らがイベントでカウンセリングルームを開くことまで宣言したが…。

―けど、なんでまたカウンセラーをやろうと…。

加藤 親父もお袋も亡くなって、特に親父が亡くなった時は死に顔見ながら「親父、人生に悔いなかったか」って心の中で聞いたんだ。そしたら「ある」って言われたような気がしちゃってさ。そこで自問自答しちゃったわけ。俺がこれからやりたいことはなんだろうかと。

そこで思ったのが、やっぱり俺は何か困っている人がいたらちょっとでも救い上げたいし、何か俺でできることなら人助けしたいと感じたんだよね。

* * *

ということだが、今回は当日のイベントのメインである、鷹さんと“SMの女王”えり様によるトークを抜粋し、ご紹介する。

このえり女王様、実は3年前にOLを辞めて転身し、老舗店に入店して半年でNo.1となり、これまでプレイした奴隷数は3千人という異色の女王様である。

「元々、SMにすごく興味があったわけでも趣味だったわけでもない」というプロなわけだが、実に興味深いSMワールドについて語ってくれた。彼女によれば、「SMにハマる人はわりと暖かい家庭に育った、愛されてきた記憶も自覚もある男性だと思う」とのこと。

えり女王様「私がやるSMの世界は完全肯定の世界なんです。どんな変態な性癖を持っていたとしても、それを否定したり忌み嫌いはせず『そんなことで興奮して変態ね』と、もっと高めてあげるというか。

なので、私のところに来るお客さんは、そもそも愛されてる自覚があるので、自分の変態な性癖をいじられたい、第三者に見られて興奮を高めたい、という人が多く、自己肯定感もしっかりある人なんです。虐待された過去のある人や愛されてきた自覚がない人からしてみたら、贅沢な遊戯だと思いますよ」

全くの未経験でSM店に入店し半年でNo.1となったという、えり女王様。「元々、初体験の彼氏が世界のAV収集家で、獣姦だの乱交だのの耐性はあったし、幼い頃から犯罪心理学とかに興味があったので、頭を使うSMの世界に向いていたのかも…」

『もっとお股にリスペクトしろ!』ってこと

そんな「家庭環境は性癖に大きく影響する」という分析には鷹さんも興味津々。すると、世の中の男性に物申したい!ということで“セックスをする時の男の心得”を伝授。

これも先の独占インタビューで宣言していた今後の“カウンセリング”活動に繋がるものに違いない。その刺さるお言葉とは…。

加藤「俺が男たちに言いたいのは、『もっとお股にリスペクトしろ!』ってこと。女も男もみんな女のお股から生まれてきたんですよ。なんか最近の男は『やってやるよ』」的な姿勢でいたり、女のコを乱雑に扱うみたいなのが多い気がするんだけど、本当は柏手打って『お邪魔します!』」くらいの気持ちでやっていただきたいと思うんだよね。

(女性も)恋人だから、妻だからとかの義務感で体を重ねるだけでは無理が生じるし、本当に大事なのは男女を超えた人間としてお互いを好きという気持ちだと思うんだよ。それがわかったらセックスレス問題だってなくなると思うしね」

記者も4年ぶりの再会だったが、相変わらずの鷹節炸裂で、なんだか容姿もさらに若返ったような感じ…。パワフル全開で“カウンセリングルーム鷹”に意欲を燃やす、今後のイベントも開催次第、またレポートで追いたいものだ!

(取材・文・撮影/河合桃子)