連日大活躍! 日本が世界に誇るスーパースター・大谷翔平(おおたに・しょうへい)。話題に困ったときに使おう! オオタニサンのいろんな小話集めました。

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■雑談ネタの救世主オオタニサン!

日常生活やビジネスの場で訪れる雑談シーン。時事的な話題が一番盛り上がるけど、ワクチンや五輪など、今は人によって考え方がさまざまなネタもあり、地雷を踏んでしまうことも。

そんななか、誰にでもいやみなく、興味を持たれる雑談ネタの救世主が現れた! 日本が世界に誇るスーパースター"大谷翔平"だ。

ちょっとマニアックな野球知識から子供時代の話まで、さまざまな切り口から雑談に使える小ネタを集めました。

①今年なぜ打てるようになったか?は「打球角度の違い」

まずは、多くの人が気になっている「なぜ今年こんなに打てるようになったの?」という会話には、「打球角度が違うみたいですよ」と返して、相手を引きつけよう。

詳しく解説してくれたのは、メジャーリーグに詳しく、名だたる現役プロ野球選手とも情報交換を重ねる野球評論家のお股ニキ氏。

「過去3年間は平均打球角度が低かったものの、今季は角度をしっかりつけることができています。これがホームラン量産の一番の理由。以前は、ボールに角度をつけようとしすぎて伸び上がったスイングになり、バットの下側でボールをとらえてしまうことで、ゴロが増えていましたが、今は投手のボールの軌道に合わせてスイングできている。確実に打撃技術が進化しています」

②今年は投高打低。にもかかわらずこの成績はスゴすぎる

さらに、大谷のスゴさを盛るために「いかに今年はバッターに不利か」という話で相手を食いつかせるのも手。

「メジャーでは今季から反発係数の少ないボールを使用しています。また、重さも数g軽くなったため、ストレートは速く、変化球の曲がりは大きくなって打者は苦戦。すでにノーヒットノーランも6回記録されているほど歴史的な投高打低シーズンです。そんな年に一時的にでもホームラン数で両リーグトップに立ったのは驚異的です」(お股ニキ氏)

③敬遠されても大谷には足がある

先日、1試合で2度敬遠されて「今後も敬遠ばっかりで、打たせてもらえないのでは?」という疑問も出てくるはず。そんなときは「でも、大谷は足も脅威ですからね」と話を引っ張ってみる。

「これだけ打てば歩かせたほうがマシと考えられますが、大谷の場合は足もあるのでうかつに歩かせにくい。その後、盗塁で得点圏に進まれたりするリスクがあります。ただ、メジャーは敬遠数もある意味勲章になります。2004年のバリー・ボンズに至っては232四球で120敬遠(メジャーのシーズンはおよそ162試合)。真の強打者は歩かされて、打数が減っていくんです」(お股ニキ氏)

投手としてもチーム上位の成績。走力もあるので、やたらに敬遠できないというスーパーマンぶり

④ホームラン数のペースはレジェンド級。ホームラン王になる可能性は十分ありえる

「このままホームラン王になれるのかね?」。そんな会話のときは「ペース的にありえるでしょう」と胸を張ると盛り上がること間違いなし。

「過去にオールスター前に30本塁打に到達した打者はバリー・ボンズ、マーク・マグワイア、サミー・ソーサなどレジェンドばかり。シーズンはまだ半分以上残っていますが、ケガなく出場し続けられるならホームラン王の期待が膨らみます。本塁打率(打数÷本塁打)もリーグ最高の8.9。およそ9打数に1回はホームランを打つわけです。年間400打数以上あれば40本、50本が現実的に見えてくるペースです」(お股ニキ氏)

ちなみに、昨年はコロナの影響で60試合とシーズンが短かったので、2019年の記録を参考に見てみると、ホームラン王はピート・アロンソの53本。この数字を基準にして、今後の活躍に注目。

■大谷の生きざまも雑談のネタに

続いては、野球論から離れて、大谷のスーパーマンぶりの話題になったときに使えそうな小ネタ。

⑤両親が子育てで心がけていたのは「なるべく子供の前でケンカをしないこと」

これだけすごいと「どうやったら子供が大谷みたいに育つんだろう?」と先輩などとの雑談にも出てくるはず。そんなときには、こんなエピソードを。語ってくれたのは、高校1年時の大谷に野球記者として初めて単独取材した野球ライターの菊地高弘氏。

「ご両親にも直接取材したのですが、謙虚な方で、特別な子育ては何もしていないが、強いて言うなら『子供の前でケンカしない』という決め事だけあったようでした。その分、親子仲もよく、父の徹さん(元社会人野球選手)とは中学時代も練習後に一緒に風呂に入っていたようです。徹さんは『身体的な成長もわかり、野球の話もできて、コミュニケーションが取れる』と効用を語っていました」

高校時の大谷と父の徹さん(左)。今年の父の日は感謝の意を込めて水色の靴とバットで登場

⑥子供の頃は牛乳を一日1リットル飲んでいた

「何を食べたら、あれだけ大きくなるのか?」も気になるところ。大谷のお母さんの話を菊地氏が語ってくれた。

「子供の頃から本人専用の牛乳パックを1リットル用意して、毎日飲んでいたそうです。ただ、食は細かったようで、それよりも睡眠。夕飯を待ち切れずに寝ることも週2、3回あったようです」

⑦『ハリー・ポッター』の本を大切にしていた

「どんな子供だったのか?」も子を持つ親は気になるはず。菊地氏が続けて語る。

「お母さんによると、普段は温厚なのですが、好きなものへのこだわりや執着は強かったようです。『ハリー・ポッター』の本を大事にしていて、誰にも触らせずにしまっていたのに、ページに折り目がついていたのを発見して、泣いて激怒したこともあったという話もありました」

⑧モノマネが得意

さらに、大谷の特長を表すこんな小ネタも。

「モノマネが得意で、高校時代からダルビッシュ有選手や藤浪晋太郎選手のフォームを忠実に再現していた。高校時代のトレーナー、小菅智美さんは『視覚の情報を確実に体で表現できる』と舌を巻いていました。父の徹さんも、幼少期から人の動きを見て『ああやればいいんだ』とすぐに動作をマスターしていた。見たものをそのまま描く、絵も得意だったと語っていました」(菊地氏)

⑨二刀流の原点は高校2年時のケガ

現在爆発している二刀流の原点ネタに関しても、菊地氏はこう語る。

「高校2年時に股関節の骨端線損傷のケガを負い、しばらく投手ができなかった。投げられない代わりに打撃練習をしていたところ大爆発。スカウトの打撃評価が高騰しました。このケガがなければ『二刀流』は生まれなかったはずです。ちなみに、高校時代の正捕手の佐々木隆貴さんは大谷の剛速球を捕るために猛特訓を積み、3年春までずっと突き指をしていたというエピソードもあります」

■超人の結婚が気になる

それでは最後に、女性との会話で食いつかれそうな小ネタで締めくくろう。

⑩ガッキーの結婚を的中させた占い師によると、結婚は3年後

現在27歳の超人がどんな女性と結婚するのか気になるところ。新垣結衣の結婚のタイミングを5年前に的中させていた、芸能界最強占い師のゲッターズ飯田氏はこう語る。

「来年、再来年も活躍を続け、3年後に結婚運が出ています。ただ、学生時代からなど長い付き合いのある女性となら来年の結婚もありえます。黒髪で清楚(せいそ)な女性がタイプ。押し切られると付き合ってしまう優しい性格ですね」

以上、いろんなシーンで使える"オオタニサンネタ"でした。今後も期待してます!