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子供たちの安全は二の次? 福島プール・セシウム汚染に責任逃れする市教委が取材拒否!

[2014年11月26日]

大波小学校前には空間線量表示板があり、毎時0.35μSvを示していた。学校に通う子供たちは年間1ミリシーベルトを超える被曝をしてしまう。将来の健康被害が心配だ

福島市内中央部の渡利(わたり)中学校のプールサイドから約5m離れたコンクリート上(学校敷地外)で3100cpm(カウント・パー・ミニッツ)を記録するなど、放射能汚染に晒されていた学校プール回りの現状を前回伝えた(http://wpb.shueisha.co.jp/2014/11/25/39573/)。

プール敷地外で測定したデータのため、あくまで参考値ではあるが、渡利中学校を含め、本誌が福島市内の小中学校から26校を抽出して測定した結果、3000cpm台が2校、2000cpm台が3校あり、1000cpm以上の合計は12校に上った。

では、プールサイドの表面汚染はどの程度、子供たちの健康被害に影響するのだろうか。琉球大学教授で放射線を研究する古川雅英氏が指摘する。

「空間線量で毎時1μSv(マイクロシーベルト)を超えなければ、それほど心配しなくても大丈夫ですが、それでも影響はゼロとは言えません。対策として、プールサイド上から出ているのがベータ線であれば、サンダルを履いたりコンクリート上にマットを敷けば、足裏の被曝(ひばく)はかなりカットできます

そこで、今回の測定でちょっとした実験を行なった。3000cpm超えを記録した場所に、ホームセンターで購入した厚さ5mmのマットを敷き、その上から再測定したのだ。すると、バックグラウンドと変わらないレベルまで数値が下がった。

もしガンマ線ならマットを突き抜けてしまうため、ここまで下がらない。表面汚染の放射線はβ線が中心とみられ、対策にも費用がかからないことがわかったのである。

では、プールサイドが表面汚染されていることに関して、子供たちの保護者はどう思っているのか。

9月5日に市南部にある松川小学校を訪れたとき、小学6年生の水泳記録会が行なわれ、プールが見渡せる車道付近には、見学に来た児童の保護者が並んでいた。車道端の表面汚染は1440cpm。それでも子供たちはプールサイドに座り込み、クラスメイトの泳ぎを見ていた。

何人かの母親に声をかけると、そのうちのひとりがこんなことを言った。

「表面汚染のことは今、初めて聞きました。放射能のことを心配しないといえばウソになりますが、空間線量は知らされているし、学校側がキチンと対策していると信じて子供を預けています。それがいやなら……福島を出ていくしかないですね」

教師の中にも放射能の児童・生徒への影響を心配をしている人たちがいる。だが、学校を管轄する教育委員会が、十分とはいえない文科省の基準を絶対視し、子供の被曝低減対策を取ろうとしないままでは保護者の気持ちを裏切っているといわれても仕方ないだろう。


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