絶賛公開中の『映画 みんな!エスパーだよ!』でヤンキーテイストな平野美由紀を演じた池田エライザさん

先日の第1弾「園子温監督×山口明」に続き、公開中の『映画 みんな!エスパーだよ!』インタビュー第2弾!

今回は主人公の幼馴染でヤンキー気質な少女、平野美由紀を演じる池田エライザさんを直撃。

『CanCam』専属モデルとしても華々しく活躍する彼女が、このエロス満載の作品にいかにして挑んだのか…あんなこと、こんなことまで聞いちゃいます!

―映画を観させていただきました! めちゃめちゃエロかったです!

池田エライザ(以下、エライザ) そうですね。爆発的にエロいです(笑)。

―ドラマも原作も結構エロいシーンがあるわけですが、そんな作品に挑戦したいと思った理由はなんですか?

エライザ 純粋に「面白そうじゃん」って思ったからです。それに、新しく自分を開拓したいという思いもあったので。

―演じた美由紀はヤンキーテイストな女のコですが、すんなり入れました?

エライザ 台本を読んで美由紀を演じていくにつれ、設定上はヤンキーだけど本当は素直になれないだけですごいピュアな女のコなんだなってことを感じたんです。だから、ヤンキーになろうって小細工をあんまりせずに演技しました。そしたら、すんなりと役に入れこめましたね。

―たしかに、めっちゃハマってました! 今回、他の出演者はドラマ版から続投の方が多数です。その中に新しく自分が入るということで苦労はありませんでした?

エライザ やっぱり最初は現場に馴染まなきゃいけないなと思って考えていたんですけど、途中から、まだまだ未熟な自分は演じることに専念するしかないって思うようになったんです。そしたら、皆さんがいろいろと教えてくれたり話しかけてくれて、いつの間にか和気あいあいとした中に飛び込めていました。

童貞はアリなんじゃないですかね

エライザさんが演じた平野美由紀。制服姿も似合ってます!

―普段はモデルをされているわけですが、女優との一番の違いは?

エライザ 表に出る人間臭さみたいのが全然違うと思います。モデルはかっこよくなきゃいけないし、静止画なので生々しい部分が見えにくいんです。でも映像だと普段の所作とかも出ちゃうし、バレちゃう。その生々しさが決定的な違いだと思います。

―なるほど。これからも女優に対しては積極的に挑戦していこうと思えました?

エライザ そうですね。今回、演じてみて改めて映像は難しいなって実感しました。でも、作り手の熱量だったり大変さみたいのが直に見れるので、やっぱり私も頑張りたくなる、やりたくなってしまう。だから、これからもできるのであれば、やりたいなって思ってます。

―是非これからも女優としてのエライザさんが見たいので頑張ってください! ちなみに、他でやってみたいことなんかは?

エライザ まだまだ私はガキンチョで、いろいろな才能を開花させる段階だと思うんです。だから、求められたらなんでもやりたいですね。そこで「あっ、こんなこともできるんだ」と思えたら最高だと思いますし。

あとは、常に自分の思いや意見をハッキリ言えるように、ワガママに自分の事を考えていたいですね。

―頼もしいです。話は変わりますが、この作品のテーマのひとつに「童貞」があるじゃないですか。単刀直入に童貞はアリですか?

エライザ 深く考えたことないな~。でも、あんまり気にしてないということはアリなんじゃないですかね(笑)。

―(笑)。じゃあ、エライザさんはどんな男性がタイプ?

エライザ 私は、「頑張りたい」っていうタイプの人なので頑張ることを知らない人にはカチンときちゃいます。だから、ちゃんと努力をしてる人とか夢を持ってる人のほうがいいですね。

パンチラは恥ずかしかったです(笑)

―夢を持ちたいと思います! また、ちょっと下世話なんですけど、スタッフがすごいこだわっているみたいな、例のパンチラシーンはいかがでした?

エライザ もちろん恥ずかしかったです(笑)。でも、逆に考えて男の人って恥ずかしがってない女の人のパンツ見たいのかな?って思ったんです。だから、あえて恥ずかしいまんまやりました。計算高いパンツなんて違うでしょって思って。

―やっぱりスタッフのパンツへのこだわりは感じました?

エライザ 園子温監督自体がパンツのディテールにはこだわりがあるので。パンチラの前には絶対パンツチェックっていうのが入るんですよ。

―なんですか、それ?(笑)

エライザ スタイリストさんがパンツを直してくれるんです。パンツに変な皺が入ってないかとかキレイに見えるかどうかとか。あと、パンチラ職人がいて風の吹かし方とか細部にまでこだわって男子のリアルな青春時代を再現しようとしてました。

―僕も見ていて童心に返ったようでした(笑)。ちなみに、エライザさんの趣味とかは…?

エライザ 割と多趣味なんです。特に本が好きで気持ち悪いって言われるくらい本ばっか読んでます。

―へ~、好きな作家さんは?

エライザ 最近好きだなって改めて思ったのは、ジョルジュ・サンドさんで「ショパンの愛人」で知られていますけど、1804年生まれの人で…。

―思ってた以上にマニアックですね(笑)。

エライザ 他には『悪童日記』のアゴタ・クリストフさん。読みやすくてわかりやすいし、ドロドロしてて好きです(笑)。あとは、アガサ・クリスティーさんとか。日本人だと伊坂幸太郎さんや重松清さんとかが好きですね。

体を張ったので見てください!

―めちゃくちゃ読んでますね! まさに本の虫!

エライザ 気持ち悪いですよね(笑)。

―いやいや、全然気持ち悪くないですよ。では、休みはほとんど本を読んでる感じ?

エライザ 歌うことも大好きなので、アコギをぽろんぽろんしながら、ひとり家でぼーっと過ごします。あとは文章を書いたり、絵を描いたり。基本的に室内で地味に過ごすことが好きですね。…あ、最近は洗濯物の柔軟剤にもこだわったりしてます。

―ほんと、多方面にマニアックになる傾向がありますよね。

エライザ そうなんです。多趣味なくせに一個一個に深く入っちゃうんです。時間が本当に足りないんです。

―外に出たりはしないんですか?

エライザ 出ますよ。でも、出ても代官山の蔦屋書店にまた引きこもります(笑)。

―結局、外出ても本読むんですね(笑)。では最後に、これから映画を観る方へのメッセージをお願いします!

エライザ エスパーはとってもピュアな映画なので、なんの疑いもなく観ることをおススメいたします(笑)。女のコと行って気まずくなればいいし、男同士で行ってウハウハすればいいし、面白いことは間違いないと思うので気が向いた時に自由に観てほしいです。

それに、ここまで体を張ったからには、恥ずかしいから見ないでとかじゃなく、ここまで張ったんだから見てください!って感じです!!

―ありがとうございます。そんな池田エライザさんが体を張った『映画 みんな!エスパーだよ!』は絶賛公開中! 劇場へ急げ!!

■「映画 みんな!エスパーだよ!」予告

https://youtu.be/lhPCkDkqzDs

(取材・文/週プレNEWS編集部 撮影/下城英悟)