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月9ドラマ『ラヴソング』で反響、「吃音に悩んでいるのはひとりじゃないよ」と声を届けたい“吃音ラジオ”とは…

[2016年06月14日]

今回のドラマでは、吃音のヒロインを支える仲間の存在や、苦悩に寄り添い、伴走する言語聴覚士の存在が描かれたが、実際には誰にも悩みを打ち明けられず、ひとりきりで孤独を深める当事者も多い。

多くの当事者と接してきた菊池医師は、最後にこう述べる。

「これまでの歴史的経緯もあり、吃音者は誤解を受けることも多く、たくさんの人がこの症状に苦しんできました。現在でも吃音の認知度は高いとはいえず、正しい知識がないために、いわれのない差別に苦しんでいるケースも多く聞かれます。

今後、社会の理解が進み、職場や学校でも『この人の名前がどうしても発音できないので、代わりに呼び出してほしい』『代わりに電話をかけてほしい』など、吃音者がもっと気軽に『こういう風に接してほしい』『手伝ってほしい』と助けを求められる社会、吃音について当たり前のようにオープンに話せる社会を多くの当事者は待ち望んでいると思います」

これまで、彼らの苦悩は社会からあまり目を向けられることがなかった。だが、吃音ラジオのように当事者自身が発信し始めたことも事実。

見た目ではそうと知れない“見えない障害”を持つ彼らが、自分達の言葉を届けようと動き始めている今、私達も彼らの声なき声に耳を傾ける時が来ているのではないだろうか。

(取材/文 山口幸映)

●監修:菊池良和(耳鼻咽喉科医師/吃音当事者)

●取材協力:・NPO法人 全国言友会連絡協議会 廣瀬功一 HPも参照 http://zengenren.org/ 吃音がある若者のための自助サークル「うぃーすたプロジェクト」 http://we-are-stutt.jimdo.com/

●「吃音症(きつおんしょう)」とは…米国精神医学会の診断基準(DSM-5/精神疾患の分類と診断の手引)では「小児期発症流暢障害」と呼び、「神経発達障害群」に分類されている。2005年に施行された「発達障害者支援法」の中では「発達障害」に含まれ、支援の対象となっている。LD(学習障害)やADHD(注意欠如・多動性障害)などの発達障害、場面緘黙(ばめんかんもく)症等、社交不安障害(SAD)と併存する場合もある。現在でも“特効薬”や決定的な治療法は存在しない。


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