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階級社会の男たちが使い分ける“妻にする女”と“遊びの女”。いまだこの国は昭和な価値観から逃れられない?

[2016年12月30日]

映画化された『アズミ・ハルコは行方不明』などで多くの支持を得る、山内マリコが新作長編で描いた世界は…

『アズミ・ハルコは行方不明』も映画化されたばかりで人気の美人小説家・山内マリコが2作目の長編『あのこは貴族』(集英社)を11月に上梓、話題となっている。

舞台は東京。これまで一貫してアイデンティティを探す地方女子を描き、ファンを増やしていたが、自身の新しいステージとしてそこで繰り広げられる“結婚を巡る女たちの葛藤と解放”を上流階級のお嬢様×地方の一般女子という両極端な視点で映す力作だ。

生まれも育ちも東京で、資産家一族の箱入り娘として何不自由なく純粋に成長したご令嬢・華子の物語――。20代後半で彼氏にフラれて状況は一転、焦ってお見合いを重ねた末に由緒正しい血統のイケメン弁護士・青木幸一郎と出会うが、婚約したそのフィアンセには付かず離れずの関係を続けるビジネスウーマンの存在が…。

一方、地方出身の田舎育ちから脱皮すべく一念発起して上京、入学した慶応大学で“内部生”のレベルの違う裕福さにカルチャーショックを受け、水商売生活に流された美紀の物語が繋がり――。

帝国ホテルでの豪華な家族団らんから別荘の飾り付けまで、上流階級のディテール描写には金持ちの実態を覗き見るような楽しさも…。入り口は良家子女の婚活でありながら、日本に実は存在する階級社会をモチーフに鋭く現代を切り取った政治小説でもあった!?

そんな意欲作の舞台裏を探るべく、作者に直撃。前編(「お嬢様の婚活小説がすごいところに辿り着いて…」)に続き、キュートな笑顔に隠されたキレッキレの創作スピリットに迫った!

*  *  *
―そんな政治小説の隠れ蓑?となったような、裕福な華子の悩める婚活というドラマも楽しめて一石二鳥ですよね(笑)。エスタブリッシュメント層の代表でもある幸一郎が、無神経ではあるが悪者ではないという人物描写も興味深いですが。

山内 幸一郎を悪者にしてしまうのはちょっと違うなというのがあって。というのも、社会派の側面は政治に繋がるんだけれども、もう1コ、日本社会での女性の扱いみたいなものもテーマになっていて。

―女性が虐げられているとか、扱いに納得がいかない部分があった?

山内 というよりも、気になる習性があって。男の人って、女の人を使い分けるんですよね。しかも権力を持っていればいるほど、奥さんタイプと愛人タイプに使い分ける。

―いかにも政治家とか経営者にありそうですよね(苦笑)。まさに幸一郎の妻となる華子と、愛人的立ち位置の美紀におけるパターン。

山内 奥さんタイプには、華子みたいな世間ずれしてなくて、まだ自我もはっきりしていないぐらいの女のコを選ぶ。そういう男の人には共通認識があって、個性的な変わり者とかを奥さんにしたら「そんなのもらっちゃダメだ!」という感じで、むしろ主義主張がなさそうな女性と結婚すると「お、いい人もらったね」っていう、おじさん社会のそういうのってあるじゃないですか(笑)。

山内マリコ1864


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