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【こんな会社で働きたい!】入園希望が後を絶たない冨士見幼稚園は、なぜ保護者からも教員からも“選ばれる”のか

[2017年02月26日]

冨士見幼稚園の玉川弘園長。「僕の宝物は教員です」

神奈川県横浜市にある、学校法人・池谷学園『冨士見幼稚園』。ユニークな園児教育を実践し、入園料は21万円、保育料は月3万7千円と、費用は他園と比べてやや高いにも関わらず、幼児を持つ保護者からの入園希望は後を絶たない。

同園の子供たちはよく遊ぶ。園庭では年少、年中、年長の園児が一緒くたに駆け回り、ピアノ合唱でもやはり異年齢の園児がひと固まりになって歌っている。学年の枠を超え、遊びたい子は遊び、歌いたい子は歌い、絵本の読み聞かせを聞きたい子は床に座って聞いている。

昨今、多くの幼稚園で体操や英語教育など成果が見えるものを取り入れ、それに魅かれる母親も少なくない。だが冨士見幼稚園では、遊びを通して社会性を身に着けることを主眼とする保育を貫いている。

冨士見幼稚園には1学年2クラスがあり、現在125人が在籍するが、基本的に上記のようにクラス単位だけの保育はしない。そうなると、大変なのはクラス担任だ。自身のクラスに登録されている20人前後の児童だけではなく、その日その日でやってくる他クラスや他学年の児童のことも個人記録に残さねばならないからだ。

だが、教員同士の連携がそれを可能にする。ここでは、全教員が全児童の行動記録を共有しているのだ。だから、児童のちょっとした行動の変化も見逃さない。しかも、このごちゃまぜに遊ぶ集団の中には、今年はひとりだけだが、例年、数人の障がいをもった子供がいる。

玉川弘園長(80歳)は「僕の宝物は教員です」と明言した。そして、その教員に質のいい保育を維持してもらうため、十分な給与を支払っている。

待遇の低さから離職率の高い保育の世界にあって、冨士見幼稚園では結婚、出産、家族の転勤等で一度は退職した教員が、後に職場復帰することも少なくない。卒園した小学生や中学生がボランティアで保育に来ることもしばしばあるように、その保育ポリシーと職場の雰囲気が何にも代え難いからだ。

冨士見幼稚園はいかに、保護者からも教員からも“選ばれる幼稚園”になったのか?

同園は1953年、玉川園長の父、池谷肇さんが設立した。

「終戦後の復興は人づくりだ。それを担うのは、人間形成の第一歩である保育だ」との思いからのスタートだった。

その池谷さんは1965年、ガンで亡くなる。当時、息子の弘さんはサラリーマンで、それまでは園の運動会の雑務や行事の飾りつけを手伝ったりする程度の関わりしかなかったが、父の死を受けて、初めてまじめに保育の在り方を考えたという。

「当時の会社の仕事仲間を見ていますとね、仕事のできる人とできない人っているんです。できない人の共通点は生活力が弱いということもありますが、仕事外での遊びも一流じゃない。やはり、僕らが子供の頃に山を駆け回っていたように、子供には遊びが大切だし、それをもっと保育に取り入れるべきだと思っていたんです」


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