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日本一安い“初乗り300円”を実現したエコタクシーの「利益はお客様に還元する」精神とは

[2017年04月02日]

エコシステムの中村秀樹社長。値下げ前に撮影を行なったため『610円』となっているが、現在の初乗り運賃は300円だ

働き方や雇用が深刻化するこの国で、人を大切にする、世界に誇りたい企業を紹介する連載「こんな会社で働きたい!」第5回。

1月30日、東京都内の一部地域(東京23区と武蔵野市、三鷹市)でタクシーの初乗り運賃が、これまでの730円から410円に引き下げられた。初乗り運賃の見直しを求めていたタクシー業界からの申請を国土交通省が認可した形だ。

その同日、実は都内で144台を展開するエコタクシーがさらなる値下げに踏み切っていたことはあまり知られていない。それまで650円に設定していた初乗り運賃が、なんと300円に! エコタクシーを運営するエコシステム株式会社の中村秀樹社長はこう話す。

「これまで国内最安値のタクシー会社は徳島県で営業する金毘羅(こんぴら)タクシーさん(初乗り・小型車400円、中型車410円)でしたが、1月30日からは私たちが日本一安いタクシー会社となりました。常にお客様にとって魅力的な料金を提示するタクシー会社でありたいと思っています」(中村氏、以下同)

エコタクシーが安いのは、初乗り運賃だけではない。例えば、迎車料金は410円とするタクシー会社が多い中、それより120円安い290円に設定。さらに驚くべきは、2割増しが業界標準の深夜・早朝割り増しが一切かからないということ。

そこで、エコタクシーとその他のタクシー会社の運賃を距離別に比較してみた。

ちなみに、都内を走るエコタクシー以外のタクシーは初乗り運賃、加算運賃、深夜・早朝の割り増し率ともに国交省が定める認可運賃に従っており、ほぼ全社横並びなのが現状である。

エコタク料金比較
走れば走るほど価格差は開き、その他のタクシー会社だと2割増しとなる深夜帯(22時~翌5時 ※図表ではカッコ内の金額)にはン千円単位で差が出てくる。ちなみに、深夜帯に50kmの距離を乗った場合(新宿駅から千葉駅間に相当)、エコタクシーが13710円、その他のタクシーが19190円とその差は約6千円にも広がる。

そこに加えて、多くのタクシー会社が9千円を超える長距離利用の運賃を1割引きとするのに対し、エコタクシーは6千円以上で1割引き、9千円以上で2割引き、1万2千円以上で3割引きとする3段階の長距離割引きを適用している。

1月30日以降、初乗り運賃が日本一安くなったエコタクシーを利用する客がさらに増えていることは言うまでもない。

「具体的な数字はまだ明かせませんが、高齢者や訪日観光客の“ちょい乗り需要”を取り込む形で、客数は予想以上に伸びていますね。これまで他のタクシー会社を利用されていたお客様がエコタクシーになだれ込むような現象も起きています」


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