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タクシー業界のえげつない“ドライバー争奪戦”!『社長に文句を言う会』で彼らを守る会社とは…

[2017年04月16日]

エコタクシーの運営会社、エコシステムの中村秀樹社長

初乗り運賃300円のエコタクシーが話題を集めている。

運営するのは東京・江東区に本社を置くエコシステム。同社の中村秀樹社長は千葉県内の市立小学校の教員だったが、“生徒全員の成績をオール5にする”など、本人としては「生徒の心を育てる」ポリシーを貫いた教育内容が市の教育委員会から問題視され、まさかの分限免職に…。

その後、「タクシーを通じてエコを地球に訴えていきたかった」との思いから、2004年に会社を立ち上げた経緯は前回記事「“国内最安”初乗り300円タクシーの誕生秘話『トヨタを口説けなければ生まれていなかった」で詳しく伝えている。

今年1月に他社が初乗り運賃を410円に引き下げたタイミングで、日本一安いとも言われる“300円タクシー”を誕生させた中村社長の真意はココにある。

「“タクシーを走らせてエコを宣伝する”というのがわが社の思い。日本一の安さは、この計画に協力していただくお客様への恩返しです。利益はお客様にどんどん還元していく」

ちなみにトヨタ社のプリウスを用いたエコタクシーの取り組みは当時、新聞やTVだけでなく、内閣広報誌『キャビネット』No.68(05年2月発行)にも“小泉規制緩和の成功例”として見開きページで大々的に取り上げらたが、ある段階から車両の変更を余儀なくされる。

「初代プリウスはタクシーのように走行距離が長くなる業務用としては向いていなかったんです。詳しくは言えませんが、電気系統に不具合が出るようになって…。その後、他のタクシーと同じLPG車に切り替えざるをえませんでした」

一方で、売上金の一部を熱帯雨林保護に役立てる寄付活動は継続している。今もエコタクシーの車体に『厚くしよう オゾン層』とのメッセージが記されているのはそのためだ。

しかし、タクシー業もボランティアではない。安い運賃と環境活動を両立しながら、いかにエコタクシーをビジネスとして成り立たせているのか?

まず、他社が横並びで運賃を合わせる中、それよりも100円以上安いエコタクシーの運賃が高い集客力を発揮する。例えば、こんな具合だ。

「赤坂にある某ホテル前は元々、個人タクシーのメッカでしたが、そこにエコタクシーを5台並べるようにしたところ、1週間後には1台もいなくなりました。個人タクシーの待機場所はそこから数百メートル離れた日枝神社付近に移動したのです」

エコタクシーの強みは料金の安さばかりではない。

「独自開発した配車システムが当社の核です。大手も同様のシステムを入れていますが、従来の電話配車が単にタブレット経由になっただけのもので、結局、オペレーターが自力で空車を探しています。これでは人件費が高くつく。当社のシステムでは、スマホの専用アプリからお客様が配車を依頼した時点で自動的にタクシーが乗車地に駆けつけます」


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