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30歳を過ぎると誰でも精子は悪くなる――人ごとではないオトコの不妊治療

[2017年05月05日]

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■適齢期は20代! 以降はリスクが上昇

正確な統計こそないが、冒頭で述べたように現在、日本の夫婦全体の15%、6組にひと組が不妊に悩んでいるといわれる。また、WHO(世界保健機関)によれば、不妊のうち「男性のみに原因」が24%、「男女ともに原因」が24%と、合わせて約5割も男性側に原因があるとされる。

国立成育医療研究センターの不妊療科医長、齊藤英和氏はこう語る。

「精子は睾丸で作られて精管を通り、最後にペニスから出るのですが、その過程でさまざまな病気があります。精液が通る途中で管が詰まる『精管閉鎖』などの輸送障害や、ペニスが勃たない『インポテンツ』や正常な射精が行なえない『射精障害』、そして男性不妊で最も多いのが、精子をつくる力が低下する『造精機能障害』です」

造精機能障害は男性不妊の原因の82.4%を占める。造精機能障害を引き起こす原因は遺伝子異常などの先天的理由もあるが、原因不明のケースも多いだけに厄介だ。

さらに、受精できるかどうかは、精子数や精子の運動率などいわゆる“精子力”がカギとなるが、この精子力は年齢を重ねるごとに下がる。

年齢別に精子を見ると、29歳までは精子運動率の平均が65%なのに対し、30~34歳では62.7%、40~44歳で55.7%と徐々に下がり、精液量も加齢とともに緩やかな減少傾向に。この数字は妊娠率にも影響する。

「男性の年齢別累積妊娠率を見ると、子づくりを始めてから1年後に相手が妊娠している確率は20~39歳で78%、40代で62%、50歳以上で25%となり、男性も年齢が高くなると妊娠させる能力が落ちることが明らか。

また、加齢とともに奇形が増えるなど精子の質も悪くなることも確認されているので、もし妊娠したとしても流産する確率は上昇し、自閉症、多動性障害など生まれてきた子供の先天異常率も高くなります。つまり、男性も年齢を重ねるほど出産や生まれてくる子供へのリスクが増加するということ。男性の妊娠適齢期も女性同様に20代なのです」(齊藤氏)

そうはいっても晩婚化が進む現代、経済的理由などから30代以降に結婚&子づくりをする男女は多い。なんとも悩ましい現状である。

◆後編⇒オトコにも責任がある不妊治療ーー「異常アリ」で治療法、費用etc.の実態に迫る!

 


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