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オトコにも責任がある不妊治療ーー「異常アリ」で治療法、費用etc.の実態に迫る!

[2017年05月06日]

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不妊治療において年齢はすごく重要 ※写真はイメージです

不妊? オトコには関係ない。オンナの問題でしょ…。もし、そんなふうに思っているなら大間違いだ。

今、日本の6組にひと組の夫婦が不妊に悩んでいるという。そして、その原因が男性側にあるケースも実に多い。誰でも30歳を過ぎれば、精子がどんどん“悪く”なるからだ。

前編記事「人ごとではない男の不妊治療」に続き、男性不妊の種類、治療法、費用など、その実態の最前線に迫る!

■睾丸を切り開いて精子を探す手術も

医学における不妊の定義とは「避妊をせずに定期的に性交渉をしているにもかかわらず、1年たっても妊娠しない」である。しばらくの期間、パートナーと妊活に励んだのに子宝に恵まれないのであれば、その時点で不妊治療を行なう必要に迫られていると考えていい。

その第一歩となるのが精液検査。産婦人科や泌尿器科へ行けば、初診料込みで1千円から2千円程度で検査を受けられる。子供がいつまでたってもできないと悩んでいる人はもちろんのこと、まだ結婚していなくても、将来子供が欲しいという願望がある人は、ここから始めてみるといいだろう。

「精液量、精子濃度、運動率などを数値化し、精液が射精されない『無精液症』、精液中に精子が少ない『乏(ぼう)精子症』、精子がまったくいない『無精子症』、運動率が低い『精子無力症』などの異常があるかどうかを調べられます。正常な数値だったとしても、体調などによって、精子の総数や濃度の数値にバラつきが出ることがあるので、時期を変えて再検査するとなおいいです」(国立成育医療研究センターの不妊療科医長・齋藤英和氏)

病院へ行くのが面倒なら、専用キットとスマホアプリを使って自分でチェックできるサービスなどを利用するのも手だ。

では、万が一、検査で「異常アリ」と判断されてしまった場合、どういった治療法があるのだろうか。

よく「人工授精」「体外受精」「顕微授精」といった言葉を耳にするが、これらの違いについて、男性不妊治療を専門とするリプロダクションクリニック大阪の山口耕平医師に聞いた。

「無精子症ではなくても、精子が少なかったり、運動率が低い場合は、射精した精液を人工的に女性の子宮に注入して授精させる『人工授精』を行ないます。精子の状態がさらに悪ければ、射精した精子に女性から採取した卵子をつけて受精させる『体外受精』や、採取した1匹の精子を特殊な注入器で卵子に送り込んで授精させる『顕微授精』となります。

無精子症と診断された場合などでも、睾丸を切開して精巣にわずかに存在する精子を採取する『TESE(テセ)』という手術を行ない、顕微授精をするわけです」

つまり、人工授精→体外受精→顕微授精、そしてTESE+顕微授精という順に大がかりになっていくのだ。


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