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本当にそれ「おいしい」? 日本人の味覚が鈍化している理由

[2017年05月10日]

食べ物について意識していないと、味付けにも無頓着になる。ひとつの料理に対してどれほど調味料が使われているのか、把握できなくなってしまうからだ。

「市販の玉子焼きの多くは、スイーツに使うほどの砂糖が入っているんですよ。自炊すると比較できるからわかりますよね。でも、自炊しないとその甘い玉子焼きが当たり前で、なんの疑問も湧かなくなってしまうんです」

また、メディアのグルメ紹介も味覚を変えるきっかけになりやすい。肉でいえば、これまでA5ランクの霜降り肉が最高級とされ、数々のメディアで紹介されてきた。しかし今年2月、老舗すき焼き店が「脱・霜降り肉」を宣言し話題となったことも記憶に新しい。過剰に脂ののった霜降り肉よりもA4ランクの肉のほうが本来の旨さがあるというものだ。

「メディアのコメンテーターも脂たっぷりの霜降り肉を食べて『お肉がとけちゃう』とか『飲めるこのお肉』とか、決まり文句のように言いますよね。でも、味の方向をひとつのベクトルに決めるのでなく、もっといろいろなおいしさがあるはずなんです。味覚を狭めるんじゃなくて広げようじゃないかと思うのです。」

やせる味覚4

A5ランクの霜降り肉だけが、本当に“最高においしい”のだろうか?

とろけるような柔らかい肉はおいしい。しかし硬い肉はそれはそれでおいしさがある。世間で言われる偏ったおいしさの基準をうのみにせず、自分自身がおいしいと思うものを見極めるのが大事だというのだ。

「結局、食べ物を情報で食べているんだと思います。ユーザーも情報がないと選べない。お店だって『食べログ』がないと不安で選ばないじゃないですか」

知らず知らずのうちに低下し「おいしい」と感じられなくなる味覚。すると、味の濃いものを好み、お菓子や高カロリーなものばかり食べるようになってしまう。

「結局、一食一食をなんとなく無意識に食べてしまっているから、どんな物を食べたのか、そして食べた量も把握できかねるんです。それも糖分や塩分過多になってしまった状態だから尚更、太りやすい。低下した味覚を正常に戻せば、自然と痩せられるんです

野菜などヘルシーなものをおいしく感じられれば自然とそれらに手が伸びて、我慢をせずに糖分の多い食事や高カロリーな料理を減らせるというわけだ。

◆後編⇒ダイエットは舌から?「やせる味覚」を作る3つの方法

(取材・文/鯨井隆正)

●小倉朋子(おぐら・ともこ)
(株)トータルフード代表取締役。フードプロデューサー、食の総合コンサルタント。亜細亜大学講師でもあり、日本箸文化協会代表。世界各国の正式なテーブルマナー、食にまつわる歴史・文化・経済などを総合的に学び、生き方を整える「食輝塾」主宰。美しく凛とした食べ方を推進すべく活動している。著書に『やせる味覚の作り方』(文響社)『美しい人は正しい食べ方を知っている』(KADOKAWA)等 http://totalfood.jp/
小倉朋子


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