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ダイエットは舌から?「やせる味覚」を作る3つの方法

[2017年05月17日]

そして、ふたつ目は「追い味」だ。これは後から調味料などを加えたりすること。

「飲食店で出てくるサラダなんかもそうですが、基本的にすでに味付けされていますよね。それが当たり前だから、味が濃いという認識がしにくいんです。ですが、自分で味付けすることで調味料の量を減らすことができ、味覚を磨きやすくなります」

最後の3つ目は「食レポ」。グルメ番組や旅番組で欠かせない、あれだ。芸能人の真似事をして意味はあるのか?

「TVなんかでは『めっちゃウマい!』とか大きなリアクションを取っていますが、実際にちゃんと『食レポ』するには感性を研ぎ澄ませていないとできないんですよ。いろいろな味を認識しようとすることで味わえるようになるんです」

確かに「肉汁が甘い」「酸味でさっぱりしてる」「口が痛くなるような辛さ」など定型文的なものは浮かぶものの、実際はそれぞれの食材で同じではないはず。その違いを感じ取れなければ表現もできない。つまり、「食レポ」することで味覚を鍛えるのだ。

また「食レポ」のメリットはそれだけではないと小倉さんは続ける。

「省(かえり)みるということが大事なんです。食べたものを書くレコーディングダイエットも流行ったじゃないですか? 書くことで認識するという、やってることは同じなんです。すると、『お昼は食べ過ぎたな』『最近、肉ばかり食べてるな』と食事を管理しやくすなって、食べ過ぎや偏りを予防できます」

鈍感になってしまった舌をリセットし、感覚を鋭くして、ヘルシーな味を好むようにすることが「やせる味覚」。さらにその副産物として、食べた物を自覚することで食事管理しやすくなる。

「味覚もそうですが、やせたいのであれば『10秒見つめる』こともオススメします。普段、何気なく食べてしまいがちですが、10秒見つめるとどんな食材があるのか、どれくらいの量を食べたのか、はっきりわかってマネジメントしやすくなります。また『食べたいような気がする』という『ただ、なんとなく』な食欲も収まります」

食事の見直し自体はダイエットの定番だ。しかし、それがツラいのは薄味やローカロリーの料理を「おいしい」と思えないから。「やせる味覚」になることでおいしさが広がり、無理なく食事を変えられる。「やせたい」と思う人は、まず自分の舌が本当にマトモなのか試してみては。

(取材・文/鯨井隆正)

●小倉朋子(おぐら・ともこ)
(株)トータルフード代表取締役。フードプロデューサー、食の総合コンサルタント。亜細亜大学講師でもあり、日本箸文化協会代表。世界各国の正式なテーブルマナー、食にまつわる歴史・文化・経済などを総合的に学び、生き方を整える「食輝塾」主宰。美しく凛とした食べ方を推進すべく活動している。著書に『やせる味覚の作り方』『美しい人は正しい食べ方を知っている』ほか http://totalfood.jp/
小倉朋子


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