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萩本欽一の仕事論(1)「気の弱いヤツ」のほうが伸びしろが大きい――やっぱり“ヨイショ”は大事!

[2017年07月01日]

欽ちゃん

―コント55号で大ブレークする前にそんな「我慢」の時代があったのですね。

萩本 そう、我慢って大事。言葉にしたって、我慢せずに感情をそのまますぐに表すと、乱暴な言い方になったりするでしょ。バンと人がぶつかってきた時、「バカヤロー!」と怒鳴ったら、「バカはそっちだろう!」とか「テメエがもたもたしてるからだ!」というイヤな言葉しか返ってこない。我慢しないで発した言葉からいい言葉が導かれることはないんです。そんなときは、「あ、ごめんなさい」とひと言添えると、相手も「いやいや、こっちこそすみません」って言葉が自然に出てくると思うんです。

だから賢くて自信がある人より、怯える人、気の弱い人のほうがいい言葉が返ってくる確率が高い。相手より一歩下がった目線で見るから、観察力がつくし、我慢も覚える。そういう人は、人生の節目で必ず誰かの素敵な言葉に出合えるんです。

―欽ちゃんにも人生を変えるような言葉との出合いがありましたか?

萩本 何回もありました。ひとつだけ言うと、コント55号で世間に知られるようになった頃、アメリカへ拠点を移そうと思ったことがあったんです。日本で成功したからアメリカでもコメディアンとして成功したいと本気で思って、日本テレビのディレクターだった井原高忠さんに打ち明けたら、やんわりと無謀な僕を諫(いさ)めてくれた。

「欽ちゃん、アメリカで誰か呼んでくれる人がいるの?」と聞かれたので、「いや、いないです」と答えると、こう言ってくれたんです。「えっ、呼んでくれる人もいないのに行くの? アメリカってね、世界中の選りすぐりを呼んでいる国。呼ばれてもいないのに行くと苦労する国なの」。

言葉の選び方がうまいでしょ? 普通の人なら「いきなり行ってもダメ!」って言うところを遠回しに諭(さと)してくれた。井原さんはさらに「欽ちゃん、まず日本でTV番組を作ったらどう? 素晴らしい番組を作れば、向こうから呼んでくれるよ」と言ってくれたので、僕は発奮して『欽どこ!』や『欽ドン!』を作った。それで新しい道が拓(ひら)けたし、あの言葉は確実に僕の人生を好転させた言葉のひとつですね。

(取材・文/浅野恵子)

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