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性犯罪者1千人以上の治療に携わる専門家が明言―「男なら誰もが痴漢予備軍です」

[2017年10月21日]

精神保健福祉士、社会福祉士として痴漢などの性犯罪者に治療プログラムを実践する大森榎本クリニックの斉藤章佳氏

人がぎゅうぎゅうに詰め込まれた満員電車で人知れず、女性の体にそっと手を伸ばし、自分の欲求を満たす――。

そんな卑劣な痴漢行為に手を染める人物像を考えた時、“性欲をコントロールできない男性”や“特殊な性癖を持っている男”といった勝手なイメージを抱いてしまう。しかし、現実はそうではない。

“日本初の痴漢の専門書”となる『男が痴漢になる理由』(イースト・プレス)を上梓した、精神保健福祉士で社会福祉士の斉藤章佳(あきよし)氏は「痴漢は日常のサイクルの中で起きる最も身近な性犯罪で、その犯人は拍子抜けするほど“普通の男性”」なのだという。

斉藤氏は東京・大田区にある大森榎本クリニックで12年前から強姦、強制わいせつ、小児性犯罪、盗撮、下着窃盗、露出など1千人を超える性犯罪者と向き合い、再発防止につなげる治療プログラムを施している。来院する「患者の約半数は痴漢」だというが、改めてその人物像についてこう話す。

「痴漢の常習犯は30代~40代の男性がもっとも多く、しかも四大卒で妻子がいたり、働き盛りのサラリーマンが最も多い。家庭では良い夫や父であり、職場でも従順で勤勉な“一見、どこにでもいそうな普通の男性”というケースがほとんどです」

そもそも、痴漢はどれくらい起きているものなのだろうか。

「警察庁は2010年から14年にかけての痴漢行為(迷惑防止条例違反)の検挙件数と電車内における強制わいせつの認知件数を発表しています。その合計が最も多かった12年で4250件。しかし、この数字は“氷山の一角”に過ぎません」

表沙汰になる痴漢行為はごく一部に過ぎないと。

「同じく、警察庁が10年に16歳以上の女性2221人を対象に調査したところ、過去1年間に『電車内で痴漢被害に遭った』と回答した女性は304人。そのうち、『警察に通報・相談していない』と回答したのは271人。つまり、痴漢被害に遭った女性の9割が泣き寝入りをしていたということです。こうした潜在的な痴漢も含めれば、少なくとも年間10万件以上起きていると見ています」

では、そのどこにでもいそうな“普通の男性”が、なぜ痴漢行為に走るのだろう…?

すし詰め状態の満員電車の中で、揺れに合わせて体の一部が偶然女性に触れた。

なんだ、この気持ちいい感触は!…”――実は、痴漢の大半はこんな何気ないきっかけが原因になるという。

「満員電車というのは、名前も勤め先も知らない人々が密着した状態で、強制的に一定の時間を過ごします。辛いから何も感じないように、大抵は自分の感情のスイッチをオフにした“無”の状態になる。そんな異常な空間の中で、ふいに女性に触れてしまうと、それが予想もしないくらいの衝撃的な体験になってしまう。

私はこれまで200人以上の痴漢常習者をヒアリングしてきましたが、彼らの多くはその最初の感覚を『身体に電撃が走った』と言います。本人が意図せずに触ってしまって、そこから『あ、こんな柔らかい感触があるんだ』と衝撃を覚えてしまう。少し言葉は悪いですが、痴漢の始まり方はこの“ビギナーズラック”のパターンが一番多いんです」


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