週プレNEWS TOP 連載コラム こんな会社で働きたい! 全社員が定時で帰れる会社に! “ひとり親方”制を実現する武州工業「世界に通用するものづくりはまだまだ日本でもできる」

連載コラム

全社員が定時で帰れる会社に! “ひとり親方”制を実現する武州工業「世界に通用するものづくりはまだまだ日本でもできる」

[2017年12月17日]

自動車部品製造の“隠れ優良企業”が東京・青梅市にあった!

東京・青梅市に本社を置く武州工業は大手自動車メーカーの二次下請けとして、乗用車やトラックに使われるパイプ部品を製造する会社だ。

夜間勤務のない1日8時間、月20日労働の“8・20”体制を構築し、1968年から50年連続黒字を維持する。好決算を生んでいる理由は、同社の工場に導入されている“1個流し”と呼ばれる生産体制にあった(前編記事参照)。

各工程に複数の工員を配置し、分業制で部品を製造するのが一般的な工場なら、ひとりの技術者が材料の調達から加工、品質検査、出荷管理までの全工程を“多能工”として担うのが1個流し。あるラインではU字に沿って8台の機械設備が並び、その中央に空いた畳一畳ほどのスペースで工員がグルグルと移動しながら作業を進めていた。

工程ごとに部品加工を進める一般的な製造ラインに比べて、手待ち時間が少なく、完成までのリードタイムが短い。最大のメリットはその生産性の高さにある。ひといの工員が全工程をカバーするにはコンパクトな設備レイアウトが前提となるが、設備機器メーカーが製造・販売する汎用品は大型で設置面積が大きくなりがちだ。

そこで、武州工業ではパイプ曲げ、板金、レーザー加工の多種多様な設備や治具(じぐ)を自社で作る。例えば、2年前に開発したという0.3ミリの穴を開ける微細加工まで可能なレーザー加工機の場合、機体のサイズは同じ性能を持つ汎用機械の3分の1以下。開発に投じた費用も半額以下だ。低コストかつ省スペースを可能にする自社開発設備を同社では「ミニ設備」と呼び、これまで約500機種を作ってきた。

だが、独自の生産体制と設備の内製化という話だけなら、他のものづくり企業でも取り組んでいるケースは珍しくない。武州工業がすごいのは、そこに“自作”の「IoT」を組み合わせている点にあった。

同社の工場内でU字型に配置された“ミニ設備”をよく見ると、各設備の側面に米・アップル社のタブレット「iPod Touch」が両面テープで張り付けられている。これはピストンのように動くパイプ加工機の動作回数を記録するものだ。

レーザー加工機が動くたびにタブレットの画面上に青や赤の表示が点灯する。「このタブレットはペースメーカーの機能を持たせており、製造ラインを受け持つ工員に1日の生産目標台数を事前に入力させ、それより作業のペースが早いと青、遅いと赤が点く仕組みになっています」と同社の林英夫社長は説明する。

その動作データは毎日、リアルタイムでネット上にある同社のクラウドサーバー『ビムス・オン・クラウド』に転送され、全社員が会社から配布されているタブレットから閲覧できるようになっているという。


週プレ酒場のCMはこちら!

連載コラム

Column

連載コラムを見る

Back Number

  • Feb. 5th 2O18 no.6
  • Jan. 29th 2O18 no.5
  • Jan. 22nd 2018  no.3・4
  • Jan.8th 2O18 no.1・2

 

Gravure Gallery

もっと見る

MOVIE Channel

【動画】松川菜々花、モグラ女子の大本命!!

もっと見る

新刊のお知らせ

  • 飯豊まりえ『NO GAZPACHO』
  • 『クルマプレイボーイ』
  • 『週プレ グラビアスペシャル増刊 NEW YEAR2018』
  • 『乃木坂46×週刊プレイボーイ2017』
  • 馬場ふみか写真集『色っぽょ』

 

プレイボーイコミックス

メルマガ会員&アンケート 2018年No.6

クルマ増刊2017

グラビアスペシャル増刊 NEW YEAR2018