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芥川賞を史上最年少受賞した綿矢りさが結婚・出産を経て、今、実感する心境の変化 「日記よりも生々しい気持ちが出ちゃって…」

[2017年12月23日]

高校在学中にデビューし、作家生活も15年以上となった綿矢りささん

2001年、高校在学中にデビュー作『インストール』で文藝賞を受賞し、女子大生となった2004年には『蹴りたい背中』で芥川賞を史上最年少で受賞。時代の寵児となった作家・綿矢りささん。

作家生活も15年以上となり、最新短編集『意識のリボン』を上梓した彼女は、プライベートでは結婚・出産も経て、新たな境地を見出しつつある。そこで、最新作から10代でのデビュー時まで振り返ってもらい、お話を伺った!

* * *

―新しい短編集『意識のリボン』は、時系列に並べたわけではないんですね。

綿矢 はい、編集の方と一緒にいろいろ考えて、主人公が精神的にちょっとずつ成長している順番みたいな感じで並べました。

―題材も文体も幅広くなっていますが、それぞれ適した文体を戦略的に選んでいるのでしょうか? それとも自分の中から生まれたものを書き留める感じ?

綿矢 短編はテーマとか主人公の性格によってすごく書き方が変わるというか、語り手の性格に結構、影響されますね。

―その主人公のキャラクターはどうやって生まれるんでしょう?

綿矢 「こういう話を書きたいな」とぼんやり思っていると、頭の中で今まで出会った人とか芸術の世界で表現されてきた人物とかがモヤーっとひとつになって、「ああ、こういう感じかな」と…。そうしたら話し方とか行動とか考え方とかも決まってくる感じですね。この人だというモデルがはっきりあるわけではないんですけど。

―なるほど。主人公も新婚から40代の主婦まで幅広くなりましたよね。

綿矢 そうですね。私はやっぱり女の人に興味が強いから、いろんな女の人を書いていけたらいいなと思いますね。

―確かに男性の主人公は少ないですね。自分の読者には同世代の女性が多いことも意識したり?

綿矢 書く時にはあまり読者を意識したことはなくて、自分が興味があることばっかり書いてきたと思います。もちろん、男の人にも興味があるし書きたいんですけど、女の人の細かい部分を書いていたら「あれもこれも、そうだ、あれも」っていろいろ湧いてきて、つい書いてしまう(笑)。

―(笑)ではまず短編『こたつのUFO』についてですが、小さな部屋から始まり、ファンタジーの要素で急に広い世界に連れて行かれるような、目線の移動も楽しいです。

綿矢 これは「こたつってUFOに似てるな」って思っていて、その連想があって書いたかな。

―こたつとUFOって似てますか!? さすが独自の感受性というか…。この作品はエッセイ風で、主人公は作品が作者の経験談だと思われがちなことについてぼやいています。ご自分をどうしても重ねてしまいますが…。

綿矢 あの人は自分に近いタイプの主人公で、生活も図書館行って帰ってきて、ひとりでご飯食べるみたいな、自分のひとり暮らしの当時とも似ていて。書き方にしても、始まりとか終わりを好き勝手してたような感じで、実際に経験したことではないけど、自分自身に近いという部分がかなり出ています。

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