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議会にCCCの営業マン? 各地で炎上する“ツタヤ図書館”…和歌山市でも補助金注ぎ込み中身カラッポ!?

[2017年12月30日]

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市議会関係者によれば、総事業費328億円のうち、少なくとも80億円以上は国の補助金が投入される見込みという。図書館関連でいえば、本体の事業費30億円のうち15億円が補助金、広場と駐輪場合わせると約18億円もの国費が投入される予定だ。

国の補助金をもらうためには、図書館などの公共施設の配置が必須条件。逆にいえば、図書館を入れれば莫大な補助金を得られるため、派手に施設の宣伝をして人を集めてくれるツタヤ図書館を誘致したいという思惑だろう。ある保守系の市議がその背景をこう解説してくれた。

「権限を持っているのは、あくまでも尾花(正啓)市長。来年8月が市長選挙なので、3月の議会ではCCCとの打ち合わせが遅くなる。プランを世間に早く出し、4年間の実績をアピールしたいという気持ちが強いのではないか」

そんな中、市民図書館が当面の目標とするのは年間100万人の来館者だという。果たして、そんなにも集客できるものなのか?と思うが、これにもカラクリがある。

「2016年に開業したCCC運営の多賀城市立図書館では、駅ビル全体の来場者を図書館の入館者としてカウントする粉飾まがいの手法を採用しています。和歌山でも、この方式が採用されるはずです」(前出・ツタヤ図書館ウォッチャー)

開業が予定されている南海和歌山市駅の乗降客数は1日1万7900人。そこから逆算すれば、年間100万人などは2ヵ月足らずで達成可能だ。しかし、それは図書館の利用者ではなく、駅ビルを通った人の人数に過ぎないのだが…それを過去のツタヤ図書館の例では「○ヵ月で○万人達成!」とメディアが“大本営発表”で流してくれるのだ。

かくして、地域の文化振興とは縁遠い、壁面いっぱいに大量のダミー本を飾り立てた中身のない“張りぼて図書館”がまたひとつできてしまうのか。

和歌山市では、かつて世界中に移民を送り出した歴史から、移民資料室を備えるなど貴重な資料のアーカイブを多数保持しているのだが、CCCに任せて、はたしてそれらは適切に維持・管理されるのだろうか。

ちなみに、和歌山市が国に提出している事業計画によれば、328億円を投入した一大プロジェクトが掲げている中心市街地の「人口減少抑制効果」はたったの「835人」だという。ジャブジャブ補助金をつぎ込むだけで、中身カラッポの箱物行政では地方の文化はますます先細る一方だろう。

(取材・文/日向咲嗣)


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