2018年、週プレNEWSが“大注目する期待のアイドル”連続インタビュー、今回で4人目!
「バトルに負けたらメンバーが入れ替わる」という、テレビ朝日系のアイドルオーディション番組『ラストアイドル』--そんな仰天企画から生まれた7人組アイドル、ラストアイドルのメンバー・長月翠(ながつきみどり)ちゃんが登場だ。
元メガデスのマーティー・フリードマンも「長月はアイドルの中のアイドル」と太鼓判を押した!という、彼女の本音に迫ったぞ~!
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―「週プレNEWSが選ぶ2018年の注目アイドル」! 4人目は長月翠さんです!
長月 ありがとうございます。嬉しいんですけど、皆さんすごいメンバーじゃないですか! 特にタスクさん(3人目に登場したTask have Fun・白岡今日花)は、1年ちょっと前に同じイベントに出たことがあって。物販の時、私が当時いたグループの横がタスクさんだったんですよ。その列がものすごい長さで! そのタスクさんのメンバーと並べるなんて思ってもなかったです。本当にありがとうございます!
―こちらこそありがとうございます! とはいえ、長月さんも先日は週プレの表紙を飾っていただいて(1月15日発売の5号に登場)。
長月 ありがとうございます! 沖縄、すごく楽しかったです! 自分の顔が雑誌というか、紙に印刷されていることが信じられないですね! 本当に1年前はメジャーとかじゃない環境でアイドル活動していたので。
―そう、長月さんって1年前は全然違うインディーズアイドルだったんですよね。では、その頃の話をお聞きする前に、まずどんな子供だったのかを教えてほしいです。
長月 とにかく、ものすごくうるさいコでした。あまりにうるさくて、お母さんが具合悪くなるくらい(笑)。なんか「あなたの声だけ聞こえなくなった」って言ってました。精神的にまいってましたね。
―いきなりハード! お母さんを精神的に追い込むくらいの??
長月 そう言ってました。声がうるさかった上、ちょっかいを出したりして、すごく面倒くさいコだったんだと思います。小学生の時は、ずっとそんな感じでした。あと、AKB48さんがすごく流行っていて大好きでした! 生写真とかカードをめっちゃ集めていて。
―お! この1回目に登場した、=LOVEの佐々木舞香さんもその話をしていましたが…もしかして、駄菓子屋さんとかで売っている、15枚くらい入って300円くらいのヤツですか?
長月 あ、そうですそうです!
―同じですね! なるほど。当時の小学生はみんな駄菓子屋で買ってたんですかね(笑)。ちなみに誰のファンだったんですか?
長月 板野友美さんです! 顔がタイプで。あのギャルっぽい感じがすごく可愛いなって大好きでした。常に「ともちんになりたい!」って思ってましたね。当時、板野さんがしっぽみたいなのを付けてたんですよ。それをマネしたくて、お母さんに買ってもらったりしてました。板野さんの服をマネしている小学生。ピンクでキラキラしてるのに、顔だけイモっぽいんです。
―「イモっぽい」って久しぶりに聞きました。じゃあ、クラスではギャルっぽいキャラで?
長月 いや、「ギャルっぽいコ」っていうよりも「AKB48が大好きなコ」で認識されていたと思います。誰よりもAKBの知識があったし。例えば、クラスのコはシングルの有名な曲しか知らないんですよ。でも私は劇場の公演曲とかも調べてたし、公演曲のアルバムも買ってました。AKB48劇場に行ったことはなかったんですけど。
本当にイモ子ちゃんだったんで…
―確かに、劇場公演曲まで調べる小学生は少なかったと思います。ちなみに一番好きな曲はなんですか?
長月 『おしべとめしべと夜の蝶々』ですね。
―また、すごいところを攻めてきましたね!(笑) 大堀恵さんと河西智美さんが激しい女同士の愛情を歌った“迷曲”じゃないですか。小学生が聞く曲じゃない!
長月 いや、あのチームKの曲が好きなんです(笑)。『制服レジスタンス』とか。あと、もっと前だと『君はペガサス』とか…。正直、語り出したら終わらなくなります! 当時はAKB48さんになりたくて、いつも妄想してました。「誕生日になって生誕祭とかになれば、自分の好きなことを公演でやれるから、あの曲をあのメンバーとシャッフルで歌いたい!」とかって。
―良い妄想具合ですね!(笑) では、ずっとアイドルに興味があったんですか?
長月 アイドルよりも先に芸能界自体に憧れてましたね。5歳くらいから音楽教室に通って、ミュージカルとか舞台とかも少しやって。あと、小学5年くらいに養成所に通って、ダンスと演技のレッスンを受けたりして、エキストラっぽいものをやらせてもらってました。
―実は、芸歴長いんですね(笑)。で、AKB48が大好きになった小学校高学年からアイドルを目指したわけですね?
長月 いやいやいや。自分がアイドルになれるなんて思ってなかったですよ。小さい頃から太ってて、本当にイモで! イモ子ちゃんだったんで。単に「自分がAKB48になったら…」っていう妄想するだけですよ。「生誕祭の時に、ともちんに『おめでと~』ってケーキを持って来てもらいたい! で、ともちん、つまずいてケーキを倒すの」みたいな(笑)。
―そんな妄想の中の世界だったのが、本当にアイドルを目指ざすようになったのはいつから?
長月 中学2年の時ですね。勉強が嫌いだったのもあって、「高校になったら、芸能コースみたいなのに入れたらいいな」って思ったんですよ。で、いろんなオーディションを調べたんです。そしたら、その中のひとつのオーディションを見つけて。受けたら合格したんです。それが以前入っていた「オープニングシスターズ」っていうインディーズアイドルなんですけど。
―有名な「前座アイドル」ですね。前座専門がコンセプトで、「一生前座」を合言葉にいろんなアイドルさんの前座をするという。
長月 知ってるんですか?? そうなんですよ。正直、入った時はコンセプトもよくわかんなかったんですけど…。でも実際に活動してみると大変なんです! 前座だから一番最初に出るんです。朝早いんですよ。例えば、6時とかに新宿集合みたいな。遅刻しちゃった時なんか、スッピンでライブをやったこともありますから。
―大変ですよね。オープニングシスターズのコンセプトを知った時、かなり驚きましたよ。「どんなに売れても誰かの前座なの?」って。「彼女たちは一体、この後、どうなっていくんだろう?」って思ったのを覚えています。
長月 いや、メンバーもそう思ってましたよ(笑)。「この前座しかしないっていうコンセプトって変わったりしないのかな?」って。だってワンマンができないんですよ。主催だったとしても、ゲストを2組とか呼んで、自分たちが最初だけ出て行って終わりなんですよ。だって前座だから。なんか…「これは私たちのライブではない感」がすごかったですね。オープニングシスターズは2年半やりました。年間300本以上ライブやってましたね。
あの時のことは一生忘れない
―結構、苦労しましたか?
長月 そうですね。一時期、オープニングシスターズとは別に、私、ソロでもライブをやってたんですけど、その時にお客さんがひとり、私もひとりっていうライブを経験したことがあります。
―……おぉ。すごいですね。ふたりきりで、ずっと目を合わせ続ける感じですか?
長月 ずっとは見続けられませんでしたね。照れくさいというか。だから、チラッと見て目が合うと恥ずかしくて…。壁を見たりして歌っていました。MCとかもすごくて。1曲歌い終わって「はい、皆さーん、こんばんわー。みーたんこと長月翠でーす!」って言うと、お客さんが「知ってるー!」って(笑)。
―で、その会場にはふたりだけで誰もいないんですよね。
長月 そうです! 本当に申し訳ない気持ちになりました。あの時のことは一生忘れないと思います。当時、来てくれた方には本当に感謝ですよ。あ、オープニングシスターズの時もお客さんひとりってライブがありましたよ。静かにじっと見守ってくれて。メンバーのほうが多いっていう(笑)。
●後編⇒グループ兼任でバトル真っ最中のラストアイドル・長月翠が本音で語る「小室哲哉さんって天才だ!」
(取材・文/篠本634[short cut] 撮影/武田敏将)
■長月翠(ながつきみどり) 2000年5月17日(17歳)愛媛県出身。ラストアイドル(シュークリームロケッツ兼任)のメンバー。好きな食べ物は「フライドポテト」。現在、アイドル番組『ラストアイドル セカンドシーズン』(テレビ朝日系)にて、5人のプロデューサー(つんく♂、小室哲哉、指原莉乃、織田哲郎、秋元康)入り乱れてのセカンドバトル・総当たり戦が開催中! 公式サイト https://lastidol.com 公式ツイッター【@LI_CR_midori】