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炎上しまくりの“ツタヤ図書館”で利権を巡る仁義なき「談合レース」が…!?

[2018年02月08日]

2019年秋の開館が予定されている和歌山市の“ツタヤ図書館”の内観イメージ(『和歌山市駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物基本設計報告書』より)

和歌山市市民図書館の運営者の座を巡って、全国約500の公共図書館を受託するTRC(図書館流通センター)と、TSUTAYAを展開するレンタル大手CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)がまるで示し合わせたかのような僅差の価格で入札をしていた。その陰では一体、何があったのか。

まずは、簡単に前回記事の内容をおさらいしておこう。

2019に完成する南海和歌山市駅ビルに開館が予定されている市民図書館。その運営を民間企業に任せる指定管理者制度の導入にあたって重要な役割を果たしたのがTRCだった。

系列のシンクタンクが市から基本計画の策定業務を受託し、JV(共同事業体)となった地元の建築事業者と“新しい図書館づくり”について意見を出し合うワークショップを複数回主催、参加者の議論を主導した。その思惑通り、民間企業が図書間運営をできるよう、教育委員会や議会での議決を経て指定管理者制度の導入が決まった。

後は、そのレールを敷いたTRC自らが指定管理者に選ばれるのを待つのみだったはずだが…その後、CCCに覆る“カミカゼ”が吹く。以後、CCCありきで事が進み、「TRCもなんらかの取引があって図書館運営に協力することになったのではないか?」というのが、この問題をウォッチし続けていた図書館関係者の見立てである。

この関係者の言葉を借りれば「(TRCは)箸と茶碗を持って、さぁ御馳走を食べようとしたところをCCCに奪われた」ように見えるわけだが、もしそれが事実だとしたら具体的にいつその潮目が変わったのか…。

下の表を見てほしい。2016年5月、市がTRC系のシンクタンクである図書館総合研究所の素案を元に作成した基本計画を発表。この中で直営と民間委託、指定管理の三つの選択肢が提示されるわけだが、この後、なぜか1年間、表立った動きが完全に消える。

前回記事で触れた通り、関係者の「2年ほど前からTRC内定が消えていた」との証言からすれば、すでに基本計画発表の半年前には水面下でCCCへ傾く大きな動きがあったものと思われる。

《指定管理者制度導入までの経緯》

2015年
5月 市民図書館を南海和歌山市駅への移転計画発表
9月 図書館総研と地元企業が市民図書館の基本計画策定業務を受託
11月~ 地元企業2社が図書館関連の各種イベント開催
16年5月 基本計画発表 直営と民間委託、指定管理の選択肢を提示
―1年間の空白―
17年
5月 基本設計発表 設計者はCCCと関係の深いアール・アイ・エー
6月 市議会定例会に指定管理者制度導入の条例改正案を提出して成立
※新図書館(ツタヤ図書館)オープンは19年秋予定

“空白の1年”の後、事態が大きく動いたのは17年5月のこと。南海和歌山市駅前に建設される市民図書館の基本設計を市が発表したところ、そのパースの一部に天井までダミー本を配架するツタヤ図書館を彷彿(ほうふつ)とさせる高層書架が描かれていた。実は、その設計者が代官山蔦屋書店を手掛けたことで有名な「株式会社アール・アイ・エー」(以下、RIA)だったのである。


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