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「逮捕されてよかった」ーー救いがたい強姦常習犯の暴走は追い詰められた“男性自身の問題”

[2018年02月09日]

強姦加害者の多くは「一見、普通の人」(斉藤氏)。彼らを犯行へと駆り立てる“闇”とは? 

昨年7月の法改正で『強制性交等罪』という罪名に変わった強姦罪。懲役刑の下限が3年から5年に引き上げられるなど厳罰化もされたが、加害者の歪(ゆが)んだ心理を知ると、それだけでは犯罪抑止にならないのでは?と思えてくる。

男が痴漢になる理由』(イーストプレス)の著者、斉藤章佳(あきよし)氏は、榎本クリニック(東京・大田区)でこれまで100人を超える強姦加害者の治療に携わり、国内でも先駆的とされる再犯防止プログラムを行なってきた。

「一見、どこにでもいそうな普通の人」ーー斉藤氏の目に多くの強姦犯がそう映った。

年齢層は20代から40代が中心、人柄はマジメで勤勉。女性経験は「人生初の性行為が強姦という人から、女性には不自由していないと思われるイケメン男性や既婚者まで」様々だという実像を前回記事では伝えた。

ただ、拘置所や刑務所で加害者への面談を重ねるうちにひとつの傾向が見えてきた。

「自己評価や自己肯定感が極めて低いことが共通点として挙げられます。他人から見ればそんな風に思う必要はないのに、本人は普段から『自分はダメな人間だ』と思いこんでいる。そして性暴力によって相手を支配している時には一時的に自己評価が上がり、自分が優位に立てて気持ちがいいと興奮を感じる。こうした心理的な要素も加害者の多くに見られます」

そんな彼らと対話する中で斉藤氏が「しばし、絶望的な気持ちになることがある」というのは、犯した罪に対する“反省の弁”を聞かされた時だ。

「彼らは一様に『逮捕されてよかった』といいます。このままいくと行為はもっとエスカレートしていた、という安堵感。しかし、罪の意識は非常に薄っぺらく、反省もその場しのぎ。被害者に対する本当の意味での謝罪の念はほとんど感じられません」

そこには、強姦加害者たちの救いがたい認知の歪みがある。

「彼らは『自分は他の強姦犯とは違う』と言います。理由を聞くと『ローションを使って性器を傷つけないように配慮したから』だと。相手の体を傷つけずに性行為ができたという点に満足している加害者は少なくありません。彼らが見ている現実は『強姦をした』ことよりも『女性を気づかった』ことが先にくるんです」

そんな彼らの認知は、犯行が繰り返される中で歪みを増していくという。

加害者B氏(20代)の場合、高校時代の成績は常に学年トップで有名私大に入学。複数のサークル活動に参加する普通の学生だったが、低身長と太っていることがコンプレックスで女友達はひとりもできなかった。

日に日に「女性の身体に触ってみたい」という考えが頭の中を支配するようになり、夜間、自転車で街を徘徊。そのうち女性を見かけると追跡するようになり、いつしかカバンにナイフを忍ばせるようになった。


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