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『グラゼニ』原作者が名作『プレイボール』続編に挑戦! “何も足さない、何も引かない”真意とは…

[2017年05月04日]

「グランドジャンプ」にて『プレイボール2』新連載がついにスタート!

昭和を代表する漫画『キャプテン』の主人公・谷口タカオが高校の弱小野球部で甲子園を目指すその後を描いた『プレイボール』。その続編を『グラゼニ』原作でも知られる漫画家・コージィ城倉(じょうくら)が描く!? 

その発表は大反響を呼んだが、そこに至った経緯と気になる作品の展望を、前回記事「『キャプテン』ファンの期待を裏切らないのは続編しかない!」に続き、ちばあきお氏の長男である千葉一郎氏と語ってもらった!

■「何も足さない、何も引かない」けど……

―先日、新連載がついにスタートしましたが、反響は?

コージィ 予想以上にウエルカムでしたね。熱狂的なファンの感想が気になってネットでかなりサーチしたんですけど「よく描いてくれた」「すごく似てる」とかいう声が多くて。これは描いていいってお墨付きをいただいたのかなと…。ただ、昔からのファンだけでなく、今の読者に応援してもらえないと連載は続かないので、本当に喜んでいいかはまだ先の話ですね。

千葉 父の漫画は昔のファンに支えられてきたと思っているので、その反応がよくてホッとしました。私自身もいち読者としてグッときましたし。

先生は父より野球に詳しいので「左投手がいれば試合の中で目先を変えられる」とか、さりげなく野球知識が盛り込まれているのも嬉しかったですね。あとは物語の舞台設定が連載の終わった昭和53年になってるので、今読んだ人がどう思うか少し気になったくらいで…。

コージィ そういう部分も全く意識しませんでした(笑)。30年前をナチュラルに描くことって、むしろ得意というか嬉しいことですし。最初のネーム(下書き)では谷口君に甲子園に行きたいって言わせたり、いかにも「2」が始まります的に描いたんだけど、やっぱり大仰なのはよくないなと。

そうじゃなく当たり前に続いて見えるように描き直したりして。扉も昔の『月刊少年ジャンプ』のレイアウトをまねしてもらったんですけど、普通に前回から続いてるような絵にしたんです。

―まさにあの時代からそのまま誌面が続いてるような…。

コージィ ほかにも谷口君の両親が二層式の洗濯機を欲しがったり、井口が河川敷のグラウンドで後輩相手に指導してたり、原作にあったエピソードをさりげなく……。

だから、そういう自分が中学高校で野球をやってた頃の感じがしっくりくるから得意なんです。むしろ今の高校野球がそうだからって、サングラスしたり、肘当てしてバッティンググローブをしてる絵のほうが描きたくない(苦笑)。

プレイボール対談9

『グラゼニ』原作でも知られる漫画家・コージィ城倉氏


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