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日本で唯一、障がい者のための保険会社に笑いが絶えないワケ「社員を大切にしてこそ、お客様に優しい会社になれる」

[2018年05月13日]

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ぜんち共済の榎本重秋社長

障がい者とその家族のために、個人賠償、入院、死亡などを幅広くカバーする保険を取り扱うぜんち共済。社員17人という小規模な会社だが、障がい者に特化した日本唯一の保険会社で現在、契約数は4万3千件を超えている。

だが、ここまでに至る道のりは茨(いばら)の道だった。

保険事業者として登録してもらうための金融庁との折衝は1年以上に及び、同時に榎本重秋社長が会社の設立資金の金策で全国を奔走するもうまくいかず、その間、職場では社員同士の関係が悪化、みるみる険悪な雰囲気に包まれていったという。

休みナシで働いてもすべてがうまくいかない日々に、ふと「電車に飛び込もうかな」との思いが頭によぎるほど追い込まれていた榎本社長。だが、それを踏みとどまらせてくれたのは、脳裏に浮かんだ障がい者やその家族の顔だったという。

その後、新たな出資者が現れ、起業に必要な資金を確保すると事態は好転。2008年2月に保険業者としての登録が下り、2ヵ月後には『ぜんちのあんしん保険』の販売を開始した。そして、榎本社長も中小企業の経営者が集って研さんをする神奈川県中小企業家同友会や、社会保険労務士の小林秀司氏が主催する人本経営実践講座の「人を大切にする経営」を学んだことで考えを一新、「社員を大切にしよう」と誓う。(前回記事参照

その後の会社作りで特に重視したのが、社員ひとりひとりときちんとコミュニケーションをとることだったという。その結果――。

現在、ぜんち共済には17人の社員がいる。その多くは20代から30代だ。保険金支払いの可否を判断する査定統轄部の安齋正明課長(38歳)は2013年に入社した。

長年、FXを扱う投資会社に在籍し、残業に次ぐ残業に加え、社命をこなすだけの毎日を過ごしていた。だが、当時の安齋さんにすれば、それは「当たり前」。一身上の都合で退職した頃、妻が42歳で妊娠。高齢出産では障がいのある子どもの出生率が高まると聞いていたため、障がい児についてインターネットで調べた。そこで行き当たったのが、ぜんち共済の求人募集。保険業務は未経験だったが、「素晴らしいことをしている」と業務内容に賛同し、すぐに応募したという。

ぜんち共済の入社試験は適性検査と面接だけ。面接で重視するのは求職者が会社の経営理念に賛同しているかどうか。そして、お互いが「一緒に働きたい」と思うかどうかだ。果たして、入社して「正解でした」と安齋さんは振り返る。

その最大の理由は「風通しの良さ」にあるという。「前の会社では自分の意見なんて言ったことがありません。上からの指示で動いていただけでした。でもここでは自分の提案が遠慮なく言えるし、通る。それが仕事に反映されるから手応えがあるんです」


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