近頃、じわじわとシェアを拡大している電気自動車(EV)。少なからず「興味はある」という読者もいるだろう。
しかし、実際に買うとなると、「電気代はどうなの......?」「バッテリーの寿命はどれくらい持つの......?」と、まだまだハードルが高いと感じている人だっているはずだ。
「ちょ、ちょっと待ったー! 今、EVの利便性はどんどん広がっているんです。『EVアレルギー』がある人も、実際に乗ってみたらその良さに気づきます!!」
と、鼻息荒く語るのは、愛車はEVの「日産リーフ」という、自動車ライターの小鮒康一(こぶな・こういち)さんだ。
それは本当なのか? 今回、『週プレNEWS』ではいつものオトコ臭プンプンのクルマ記事とは趣向を変え、本誌で抜群のプロポーションを披露してくれている、グラビアアイドルの小倉優香(おぐら・ゆうか)ちゃんをお招きし、小鮒さんレクチャーのもと、走るだけじゃない、EVのもうひとつの魅力を感じてもらうことにした!!
■リーフに乗ると暮らしは一変!?
ということで、小倉さんにEVの魅力をたっぷり感じてもらうべく、筆者の小鮒が編集部に用意してもらったのは、「日産リーフ」。今年1月には、ハイパフォーマンスバージョンの「日産リーフe+」も追加されたことで、選択肢が広がった。
現時点で日産リーフは、累計販売台数が世界トップのEVだ。それだけ多くのユーザーに支持されているリーフだからこそ、たくさんの魅力を持ち合わせているといえる。そして何よりワタクシが鬼ローンを組んでリーフオーナーとなったので、リアルな魅力をガッツリ伝えることができる。まさに日産リーフの電動......じゃなかった伝道師なのだ!
小鮒康一(以下、小鮒) さっそくですが小倉さん、EVに対してどんなイメージをお持ちですか?
小倉優香(以下、小倉) そうですねー、やっぱり静かなイメージがあります! あとは充電が大変なんじゃないかなーって。
小鮒 さすがわかっていらっしゃる! その2点はEVに興味を持った人の多くが気にするポイントなんです。それでは充電の話は後回しにして、まずは実際に電気自動車の走りを体感してみましょう。
小倉 わー、よろしくお願いしまーす!
ということで、さっそく日産リーフに乗り込んで撮影場所の周辺をグルっとドライブ。電気自動車は当然ながらモーターで走るため非常に静か。その一方で、走りは退屈と思っている人も多い。実は小倉さんも最初はそう思っていたようだが......。
小鮒 実はモーターって瞬時に加速態勢に移ることができるんですよ。ほらっ!
小倉 あっ、すごい加速!
そう、実はモーターは停止時から最大トルクを発生させることができ、その反応も俊敏なため、ゼロ発進はもちろん、中間加速時もアクセルを踏み込むことで瞬時に加速することができるのだ。
そのレスポンスはスポーツカーのエンジンと同等かそれ以上であり、アクセルペダルだけで速度のコントロールが可能な「e‐Pedal」を駆使すれば、カーブが連続するワインディングもワンペダルで自由自在にクルマを操ることができる非常に楽しい乗り物なのである。
小鮒 じゃあ次は充電してみましょうか。
小倉 ここにこれを差し込むだけなんですね、簡単! でも充電代って高くないんですか?
小鮒 今は、月額2000円(税別)の「日産ゼロ・エミッションサポートプラン2」に加入することで、こういった全国にある、およそ7600基(2018年10月時点)の急速充電器が使い放題になるんです!
小倉 えっ、じゃあどれだけ走って充電しても2000円なんですか!? めちゃめちゃお得じゃないですか!
そう、今のご時世2000円ではレギュラーガソリンを20リットル入れることもままならないが、日産リーフなら2000円でどこまでも走ることができてしまうのだ。
一般的な急速充電器はほとんどが30分間の充電という設定になっているが、その充電中の時間でメールチェックをするもよし、スケジュールの確認をするもよし、クライアントに電話するもよし。できるオトコであれば、30分の充電時間を有効活用するのは造作もないことだろう。
小倉 でも、バッテリーって寿命とか大丈夫なんですか? スマホも古くなると電池が持たなくなるし......。
小鮒 いい質問ですね。確かにバッテリーの劣化は避けられない問題ですが、日産ではバッテリーに8年16万キロの保証を付けているので、いざというときは保証で修理が受けられるんですよ!
小倉 8年もですか!? すごーい、それなら安心ですねっ!
先進のドライビングフィールはもちろん、月額2000円で充電し放題というコストメリットや、充電の時間などを有効活用することで、あなたのふだんの暮らしも一変するかもしれない。
■リーフと太陽光パネル付き戸建てで、全方位抜かりなし!
いきなり戸建ての話をするというのは読者にとっても、なかなか現実的ではないかもしれないが(書いている本人ですらまったく実感がない)、もし家を建てるなら太陽光パネルを設置した上で日産リーフを購入すれば、全方位で抜かりがないといえるだろう。おそらく都心部に住む多くの人が会社へは電車通勤だろうから、日中は太陽光パネルで発電した電気を「V2H(Vehicle to Home)」システムを使ってリーフに蓄え、夜間はその貯めた電気を家庭用電力として使用すれば、電気代が理論上はゼロになるのだ。
一般的な家庭用蓄電池というものも存在しているが、バッテリー容量は7~12kWhとやや小ぶり。一方の日産リーフは標準車でも40kWh、先日発売となった「日産リーフe+」なら62kWhと圧倒的な大容量となっている。標準車の40kWhなら一般家庭の2~3日分、62kWhなら4日分の電力使用量をまかなえるという。貯められるときにめいっぱい貯めておけば、太陽が出ないような天気が数日続いても、電力会社の電気に頼らなくても生活できると考えられるのだ。
また、価格の面でも家庭用蓄電池は前述の7~12kWh程度のものでも、設置費用の総額は200万円前後と高額だが、日産リーフであれば家庭用蓄電池の3倍~9倍近い容量を持っていながら、価格は324万3240円(Sグレード)~472万9320円(e+Gグレード)とリーズナブル。もちろん、日産リーフに限らずEVには各種補助金や税制面での優遇もあるため、家庭用蓄電池に比べコストパフォーマンスは圧倒的なのだ。そして忘れてはいけないのが、日産リーフはクルマだということ。家庭用蓄電池に乗ってドライブに行くことは不可能だが、日産リーフなら近所のお買い物から旅行まで、移動手段としても使えるという大きなアドバンテージがある。
小鮒 ハァハァ、どうですか? 一気に説明しちゃいましたけど、おわかりいただけました?
小倉 そ、そうですね。電気代もかからないしガソリン代もかからないので、お財布にも環境にも優しいということがわかりました。こうやって計画的に物事を考えられる人はステキですね!
小鮒 そ、そうでしょう!(アッ、死ぬ気で太陽光パネル付き戸建て買おうかな)
■電気自動車は災害時にも非常用電源として大活躍!
島国・日本は地震大国としても知られており、未だに多くの爪痕を残している2011年の東日本大震災や、昨年発生した大阪北部地震、北海道胆振東部地震も記憶に新しいところ。特に北海道胆振東部地震では、管内のほぼ全域で電力が止まる「ブラックアウト」が発生し、多くの混乱を招いた。
しかし、日産リーフは前述のとおり、一般家庭2~4日分の電力を蓄えることができる。北海道でのブラックアウトは、発生から2日間で全体の99%が復電しているため、リーフがあれば電力が復旧するまでの間をしのぐことができるのだ。
東日本大震災では燃料の供給についても混乱が生じ、関東地方でも10日~2週間程度はその混乱が続いていた。一方で電気の復旧は地域に差はあったものの、広い範囲で1日程度の間に復旧していたため、EVがあれば走る蓄電池としてはもちろん、物資の輸送にも一役買うことができるだろう。
小倉 いざというときは自宅の蓄電池としてだけじゃなくて、困った人のためにもなるんですね!
小鮒 そうなんです。電気自動車だからこそできることもたくさんあるんですよ。専用機器を使えば、屋外で電化製品を使うこともできるので、今日みたいに寒い日のロケでも業務用ヒーターやドライヤー、ポットも使えちゃいます。
小倉 今までの発電機だと音がしちゃうので収録中は使えなかったんですけど、EVなら音がしないのでいいですねっ!
かなりEVの魅力についてわかってきた様子の小倉さん。果たして、EVに対するイメージは変わっただろうか?
小倉 最初は日産リーフってただのファミリーカーだと思っていたんですけど、お話を聞くうちに実はすごいクルマなんだーっていうのがわかりました。彼氏にするならカッコよくて刺激的なGT‐Rもいいけど、結婚するならいざというときに頼りがいのある日産リーフみたいな人がいいかも!
小鮒 おおっ!?(感涙)
編集 日産リーフに乗ってる人じゃなくて"日産リーフみたいな人"ですよ?
小鮒 アッ......。
クルマとしての楽しさはもちろん、コストメリットから有事の際の非常用電源としての活用法まで、1台で多くの魅力を持ち合わせた日産リーフ。興味を持ったら、まずは近くの販売店で実際に体感してみてはいかがだろうか。もしかしたら小倉優香さんのような女子に出会えるかもしれない(責任は負いかねます)。
→日産リーフの詳細を今すぐチェック!
●小倉優香(おぐら ゆうか)
1998年9月5日生まれ、千葉県出身。身長167㎝、B87 W59 H89、血液型はAB型、特技はダンス、チアダンス。公式Twitter【@ogurayuka_0905】、公式Instagram【@ogurayuka_official】
●小鮒康一(こぶな こういち)
1979年生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業に10年ほど勤めたのち、フリーランスライターへ。昨年、ノートe‐POWERからリーフに買い替え、電動化車両のオーナーとなるも国産旧車も隠し持つ。「初代モテない自動車マニア」の称号も
(スタイリング/上野 珠 ヘア&メイク/田村直子)