【第1位】スズキ ジムニー 発売:2018年7月 価格:148万5000~187万5500円 ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm 【第1位】スズキ ジムニー 発売:2018年7月 価格:148万5000~187万5500円 ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm

EVシフトの波は本格オフロードSUVにも押し寄せている。今のうちに乗っておくべきガチ勢はどれか? 自動車ジャーナリストの竹花寿実(たけはな・としみ)が、独断と偏見で珠玉の4台を勝手に選んだ!

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■ドイツの猟師に人気のジムニー

昨年4月10日に誕生50周年を迎えたジムニー。唯一無二のオフローダーだ 昨年4月10日に誕生50周年を迎えたジムニー。唯一無二のオフローダーだ

――今年3月、ジープが試作EV「マグニート」を発表して大きな話題を呼びました。

竹花 ジープ・ラングラー、ランドローバー・ディフェンダー、メルセデス・ベンツのGクラスなど本格オフロード4WDは、EV化の話がすでに出ています。

ガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載する本格オフロード4WDの濃密な乗り味を堪能できるのは今のうちかなと。人生で一度は経験して損のないクルマだと思います。

コックピットは水平基調のデザイン。駆動方式は副変速機付きのパートタイム4WD コックピットは水平基調のデザイン。駆動方式は副変速機付きのパートタイム4WD

後席はヘッドレストを外して折り畳めば、352リットルのラゲッジスペースが誕生する 後席はヘッドレストを外して折り畳めば、352リットルのラゲッジスペースが誕生する

――コロナの影響でキャンプが注目を集めていますしね。

竹花 キャンプに行くならやっぱりSUVです。キャンプサイトまでのちょっとしたオフロードでも安心ですし、地域のルールは守ってほしいですが、河原や林道でも躊躇(ちゅうちょ)せずに走れるので非日常のワクワク感が大きいと思います。

――てなわけで、買って損ナシのSUVガチ勢を教えてください!

竹花 第1位はスズキ・ジムニーしかありません。2ドアの軽自動車なので、家族キャンプには向きませんが、ソロキャンプやデュオキャンプなら十分です。林道や河原でも世界トップレベルの圧倒的なオフロード走破性を披露してくれます。

エンジンは660ccの直列3気筒DOHC 12バルブターボを搭載。最高出力は64馬力 エンジンは660ccの直列3気筒DOHC 12バルブターボを搭載。最高出力は64馬力

――ちなみにジムニーは海外でも人気なんスか?

竹花 ヨーロッパでも一部に熱狂的なファンがいます。ドイツでは1980年から販売しており、以前は「サムライ」という車名でしたが、先代から日本で「ジムニー・シエラ」として販売しているワイドボディのモデルを「ジムニー」として売っています。

――どんな人が乗っている?

竹花 猟師です。ドイツは各地にジビエ料理専門のレストランがあるくらい、狩猟が盛んなんです。イノシシやヘラジカ、ウサギ、キジ、カモなどなんでも食べます。特にイノシシのソーセージの味は格別です。ドイツ料理は豚肉だけじゃないんです!

――ドイツにはけっこう猟師がいると?

竹花 そのとおり。彼らは獲物を追いかけて森の中を走るので、コンパクトで悪路走破性に優れたジムニーを「ヤーグトヴァーゲン(狩猟車)」として相棒にしている人が多いんですね。

【第2位】ジープ ラングラー 発売:2018年10月 価格:518万~638万円 ボディサイズ:全長4870mm×全幅1895mm×全高1850mm 1941年に軍用車として誕生したのがジープのラングラー。その高いオフロード走破性とタフな乗り味は男なら一度は味わいたい 【第2位】ジープ ラングラー 発売:2018年10月 価格:518万~638万円 ボディサイズ:全長4870mm×全幅1895mm×全高1850mm 1941年に軍用車として誕生したのがジープのラングラー。その高いオフロード走破性とタフな乗り味は男なら一度は味わいたい

インテリアは先代モデルより質感が大幅に向上。メーターやディスプレイには走行情報が表示される インテリアは先代モデルより質感が大幅に向上。メーターやディスプレイには走行情報が表示される

――第2位は?

竹花 "オフロードの王者"であるジープ・ラングラーです! ショートボディでもロングボディのアンリミテッドでも、文句なくカッコいい。キャンプ道具を積み込んで走りだした瞬間、「冒険に行くんだ」という感覚を抱けます。付け加えると、最強グレードのルビコンならオフロードで無敵の走破性を味わえます。

【第3位】ランドローバー ディフェンダー 発売:2020年4月 価格:551万~1171万円 ボディサイズ:全長4945㎜×全幅1995㎜×全高1970㎜ 昨年、約70年ぶりにフルチェンし、世界中を驚かせた。ボディは高剛性アルミモノコックを採用 【第3位】ランドローバー ディフェンダー 発売:2020年4月 価格:551万~1171万円 ボディサイズ:全長4945㎜×全幅1995㎜×全高1970㎜ 昨年、約70年ぶりにフルチェンし、世界中を驚かせた。ボディは高剛性アルミモノコックを採用

――続いて第3位は?

竹花 ランドローバー・ディフェンダーです。昨秋、日本で販売を開始した新型は、先代のワイルドなイメージを継承しながら、最新のメカニズムと現代的なデザインを見事に融合した、とても魅力的なモデルに進化しています。当初はロングボディの110だけでしたが、ショートボディの90も先日追加されて選択肢が広がっています。

――走りは?

竹花 新型ディフェンダーは、冗談抜きに走りが軽快で乗り心地も素晴らしいんです。オプションも膨大に用意されていて、好みのスタイルにカスタマイズできるのも魅力です。ちなみに最大水深900mmは他の追随を許しません。

【第4位】メルセデス・ベンツ Gクラス 発売:2020年7月 価格:1251万~2218万円 ボディサイズ:全長4660mm×全幅1930mm×全高1975mm 1979年に登場。2018年に約40年ぶりの大改良を受ける。最高級のクロカンSUVとして世界中で大人気 【第4位】メルセデス・ベンツ Gクラス 発売:2020年7月 価格:1251万~2218万円 ボディサイズ:全長4660mm×全幅1930mm×全高1975mm 1979年に登場。2018年に約40年ぶりの大改良を受ける。最高級のクロカンSUVとして世界中で大人気

――そして第4位は?

竹花 メルセデス・ベンツのGクラスですね! 2018年に登場した現行Gクラスは、もちろんオフロード性能は抜群に高いし、スタイルもオリジナリティにあふれていて、素晴らしいクルマですが、都会的なイメージが強い。軍用車両にルーツを持つ、超本気のオフローダーなんですが、今ではラグジュアリーカーの傾向が若干強いかなと。

でも先日追加されたパワフルな3リットル直6ディーゼルターボを搭載したG400dなどは、キャンプでも大活躍間違いなしです。

――魅力的なクルマばかりですが、お値段が気になります。

竹花 ジムニー以外は確かに国産SUVと比べると、お安くはないのですが、実は今回挙げた本格派のSUVはどれも大人気なので、リセールバリューが非常に高い。要するに資産価値があるわけです。それを考えると、お買い得なクルマだと思いますよ。

●竹花寿実(たけはな・としみ) 
自動車ジャーナリスト。1973年生まれ。東京造形大学デザイン学科卒業。自動車雑誌の編集者などを経て2010年に渡独。ドイツ語を駆使し、現地で自動車ジャーナリストとして活躍。現在、活動拠点を日本に移してドイツの自動車メーカーの最新動向、交通政策、道路環境、運転マナーなどを発信中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員

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