今年1月14日、コロナの影響もあり2年ぶりの開催となった東京オートサロン。そこに出展されたクルマの中から、イチバンに輝いたのが、日産がブッ放したオレンジカラーの日産フェアレディZだ。いったいどんなクルマ?
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発売前から話題沸騰だ! 3月2日、東京オートサロン事務局は、「東京国際カスタムカーコンテスト2022」のグランプリ車両に、新型フェアレディZのカスタマイズ・プロトが輝いたことを発表した。グランプリを受賞したフェアレディZのカスタマイズ・プロトは、今年1月14日に開催された世界最大級のカスタムカーの展示会「東京オートサロン2022」に登場。SNSを筆頭にネット上では、「ノーマルよりカッケー!」「コイツはマジで欲しい!」という声が飛び、大きな話題を呼んだ。
そもそもフェアレディZは1969年に初代がデビュー。今回の新型で7代目となる。世界累計販売台数は180万台以上を誇るスポーツカーだが、そんなフェアレディZの中でもレジェンドモデルとして語り継がれているのが、レース用にチューニングされた1969年発売の「432R」だ。今回のカスタマイズ・プロトの開発テーマは、「フェアレディZ 432Rを現代によみがえらせる」というもの。要するに初代の高性能モデルをオマージュしたのがカスタマイズ・プロトというワケだ。
そして、鳴り物入りで東京オートサロンに出展されたカスタマイズ・プロトは見事にも程がある仕上がりだった。「432R」を彷彿とさせるド派手なオレンジカラー、ボディの各所にブラックアクセントを配し、クルマ好きの心を刺激しまくったのである。
このシビれるカスタマイズ・プロトの商品化はあるのか? 日産に聞いてみると、「あくまでショーモデル。ただ、アフターパーツとしての販売は検討中」とのこと。ただし、今年の夏頃に7代目フェアレディZの発売がスタートするので、もしかすると、そこに連動して何かしらのアクションがあるかも。今後の展開に注目だ!