EVのパイオニアたる日産が満を持して大放出した軽EV「サクラ」。高速の合流加速も余裕でこなす。価格239万9100~294万300円 EVのパイオニアたる日産が満を持して大放出した軽EV「サクラ」。高速の合流加速も余裕でこなす。価格239万9100~294万300円
新車の納期は半年待ちが当たり前で、世界的な半導体不足により受注を停止させる車種が多い。そんな中、今年、大きな話題を呼んだ日産の新型車も受注停止になったという。

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軽EV「サクラ」と新型SUV「エクストレイル」の受注が10月31日に一旦停止した。日産は「好調な受注」と「半導体を含めた各部品不足の影響」を理由に挙げ、受注再開の時期は未定という。ちなみにこの2台はどんなクルマなのか?

サクラは日産が主導して三菱自動車と共同開発した新型の軽EVで、発売開始と同時に爆売れ。すでに累計は3万3000台を軽く突破している、まさに今年の顔的なクルマだ。ズバリ、人気の秘密は?

「もちろん、たくさんありますが、国の補助金を使えば200万円を切る価格と、クラスを大きく超えた異次元の走りを決め手に選ぶお客さまは多いですね」(日産の販売店関係者)。

e-POWERに初採用された新開発の「VCターボ」も4代目エクストレイルの魅力のひとつ。価格319万8800~504万6800円 e-POWERに初採用された新開発の「VCターボ」も4代目エクストレイルの魅力のひとつ。価格319万8800~504万6800円
一方、9年ぶりのフルモデルチェンジで人気爆発状態なのが、今年7月に発売された4代目エクストレイル。

もともとエクストレイルはグローバルで累計630万台以上を売り、日本市場でも70万台以上を販売する超人気車。4代目はモーターで四輪を制御する新技術を初採用するなど商品力を大きく高め、その結果、決してお安くない価格設定にも関わらず2万8000台以上を受注した鬼モデルだ。

長引く納期や受注停止に関して、「世界的な半導体不足」を指摘する声もあるが、新型コロナやロシアによるウクライナ侵攻の影響で、実はパーツや原材料の供給も滞っている。

そして、最もやっかいなのは半導体を含めた各部品の供給に大きな波があること。そのため、どの自動車メーカーも「受注に関しては、見通すことが非常に困難な状況というのが正直なところです」と口を揃える。

欲しいクルマがすぐに買えた時代が懐かしい...。