「東京オートサロン2023」で初公開されたGT-Rニスモスペシャルエディション「東京オートサロン2023」で初公開されたGT-Rニスモスペシャルエディション
18万人を集めた「幕張メッセ(千葉県千葉市)」で開催された世界最大級のカスタムカーの展示会「東京オートサロン2023」で、日産が世界に誇るプレミアムスーパースポーツ「GT-R」の2024年モデルが公開された。一体どんな仕上がりに? 

世界最大級のカスタムカーの展示会「東京オートサロン2023」。会場には約800台もの車両がズラリと並ぶ。その中で注目を集めたのが日産のGT-Rだ。GT-Rは2007年10月に登場したプレミアムスーパースポーツで、日産が熟成に熟成を重ねてきたモデルである。

公開イベントに登壇した日産のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)も「(GT-Rは)一切の妥協も許さない頂点を極めた技術の日産の魂。日産を体現する究極のスポーツカーであり、速さとグランドツーリング性能の両立を求め、日産が持つ全てのテクノロジーとスキルを駆使した。2024年モデルは日産GT-Rの極み、史上最高のGT-Rとも言うべき集大成。GT-Rの長い歴史に名を刻むモデルとなる」と胸を張った。

カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)はニスモ専用の特別装備となるカーボン製エンジンフード(NACAダクト付)はニスモ専用の特別装備となる
一方、GT-Rの2024年モデルの開発責任者である川口隆志チーフビークルエンジニアは、「ニスモ仕様においてはR35史上最高のトラクションマスターを目指し、特にコーナーリング性能を向上させました」と語った。

具体的には空気の流れなどを考慮したデザインにより、「ダウンフォースの力を約13%上げた」という。これによりクルマをしっかり接地させることができるようになった。フロントにはメカニカルLSDを搭載し、コーナーリングを立ち上がる際のフロントの内輪側タイヤの空転も防止する。

カーボンパーツの面積が増えた。どっからどう見ても迫力満点なデザインだカーボンパーツの面積が増えた。どっからどう見ても迫力満点なデザインだ
厳しさを増した新車外騒音規制に対応しつつも、迫力ある音も実現し、専用RECARO社製カーボンバックバケットシートも刷新。車両との一体感や快適性を磨き上げた。また、エンジンのピストンリングなども高精度でバランス取りした部品を採用しているというからハンパないアップデートである。

まさにR35型GT-Rの集大成と呼ぶにふさわしい、今夏発売予定のGT-Rニスモスペシャルエディション。価格のアナウンスはないが、日産の販売店に聞くと、すでに問い合わせがあるという。GT-Rの人気の秘密とは? 中古車関係者が苦笑いしながら言う。

「近年、R35型GT-Rの中古価格は高騰しています。新車価格は1000万円台ですが、それを大きく上回っている。ウソみたいな話ですが、なかには5000万円なんて価格も」

リヤウイングのステーは「スーパーGT」のGT500で主流となっているスワンネック形状を採用リヤウイングのステーは「スーパーGT」のGT500で主流となっているスワンネック形状を採用
もちろん、売れなければ価格を下げればいいのだろうが、その強気の中古価格の背景にはなにが?

「実はGT-Rの限定モデルは注文が殺到して抽選販売になる。海外からの引き合いもある。今回の新型も話題だし、発売と同時に奪い合いになるのは確実でしょうね」

GT-Rの人気は衰えそうにない。