世界90ヶ国に続き、日本の47都道府県を巡る旅を続けてきた中田氏。そこで出会ったのが、世界に誇る日本の技術だった 世界90ヶ国に続き、日本の47都道府県を巡る旅を続けてきた中田氏。そこで出会ったのが、世界に誇る日本の技術だった

4月14日、都内で「『モノづくりニッポン e仕事×ReVAUE NIPPON』プロジェクト」の発表会が行なわれ、元サッカー日本代表の中田英寿氏が出席した。

このプロジェクトは、中田氏が2009年より日本文化を世界中に広めるため発足した「ReVAUE NIPPON」と、日研総業株式会社が運営する製造業専門の求人サイト「e仕事」がコラボレーションしたもの。日本の“モノづくり”の精神を若い人々に継承させていくこと、そしてその魅力を国内外に広く伝えていくことを目的としている。

イベントでは、CMにも出演する「鍛金」の人間国宝・奥山峰石(ほうせき)氏の作品とともに、中田氏が実際に撮影で体験し、途中まで作った作品も登場。これまで、さまざまな工芸を体験してきた中田氏だが、その難しさから「できれば、二度とやりたくないなと思ったくらい大変なものだった」と感想を漏らした。

また、6月から始まるブラジルワールドカップ(W杯)にあわせて、2002年の日韓W杯から中田氏が行なっている「nakata.net Cafe」も現地で開催することが決定。日本の食・酒・伝統工芸を通じて日本文化を発信する同カフェでは、スタッフを日本で求人し、日本のモノづくりなどをPRする。

発表会の最後には「モノづくりをアピールする中田さんに」と前置きされ、今のサッカー日本代表は世界にどんな戦いを見せて欲しいかとの質問が。これには中田氏も、「すごい無茶なつなげ方だなと思いますけど」と苦笑い。だが、「相手に合わせて戦術を取るのも大事だと思いますが、日本のサッカーというものはどんなものなのか、サッカー文化をどう確立するかがステップアップしていく大事ことだと思う。それが今回のW杯だけじゃなくその先につながっていく」と、丁寧に回答した。

また、日本代表になるためにもっとも大切なことを聞かれた中田氏は、「また、まったく関係ない話をされましたけど」と苦笑いしつつも、「プロのなかで上を目指すことが代表になることではないと思いますけど、モノづくりもそうですが、自分の中の生き方や考え方をどう表現するかなので、毎日の積み重ねでどう向き合って次につなげていくかじゃないでしょうか」とモノづくりに絡めて、まとめた。

「nakata.net Cafe@ブラジル」の募集はオープン準備・イベント補助スタッフと、接客スタッフに分かれ、4月14日~30日まで行なわれる。

 奥山氏のしだれ桜をモチーフにした作品(左)と、CM撮影で中田氏が手がけた作品(右) 奥山氏のしだれ桜をモチーフにした作品(左)と、CM撮影で中田氏が手がけた作品(右)