アベノミクスで景気回復! 給料アップ! ――政府からは威勢のいい声が聞こえてくるが、はたして実感しているサラリーマンはどれだけいるのだろうか?

週プレが20代~40代の社会人男性100名にアンケートを実施したところ、「あなたは4月以降、増税に見合うだけ収入が増えましたか?」という問いに対し、「増えた」と答えた人はわずか7%しかいなかった。75%は「変わらない」と答え、「減った」という人が18%も存在したのである。

今のところ、消費増税分だけ生活が苦しくなっただけ。さらに、来年秋には消費税10%への再増税も有力視されている。いったい、どうすればいいのだろう。経済アナリストの森永卓郎氏がこうアドバイスする。

「個人としてできることは、思いっきり節約して基礎消費を落とす“防衛策”を取ること。同時に“積極策”としてサイドビジネスをして小遣いを稼ぐことくらいです。ただし、一般企業の4分の3は兼業禁止規定があると思われるので、表立ってバリバリ働くのは難しい。まずはネットを使うなどした手軽な副業を始めてみたらどうでしょうか」

実際、上記アンケートで「サイドビジネス(副業)に興味があるか?」と聞いたところ、「関心がある」「まあ関心がある」を合わせると、なんと66%にも上った。つまり、サラリーマンの3分の2は、本業以外で稼ぐことに関心を持っているのだ。

『サラリーマンのための安全「副業」のススメ』(すばる舎)の著者であり、趣味起業コンサルタントの戸田充広氏はこう話す。

「4月からの消費増税で今後、年間数万から数十万円の負担が家計を圧迫するでしょう。その分を本業以外の収入で補おうと思えば、あらゆるジャンルの中から自分の身の丈に合った副業を選ぶべきです。儲けを狙って興味のない分野に手を出すと結局飽きてしまい、長続きしません。自分の趣味や好きな分野に関連した副業を選べば、楽しみながら続けられます。その結果、本業以上の収入を得ている人も数多くいますよ」

ちなみに「サイドビジネスで月間、いくら稼ぎたいか?」という質問には、「5万円以上~10万円未満」が34%と一番多く、「20万円以上」が22%、「10万円以上~15万円未満」が15%と続いている。「サイドビジネスで毎月5万円以上稼ぎたい」というのが、今ドキのサラリーマンの本音なのだ。

あと月5万円欲しい、というリアルな声。しかし、本業がイケイケならば、副業に関心を持つ必要もない。アベノミクスの恩恵が庶民まで届くのは、いつになるのか。

(取材/奥田圭三郎、頓所直人、興山英雄)

■週刊プレイボーイ19・20合併号「総力特集15ページ やってる人がコッソリ教えるサイドビジネスの表と裏」より