POPに登場するドンペン君にも季節モノ系、ゆるキャラ系、シリアス系……などさまざまなバリエーションがある POPに登場するドンペン君にも季節モノ系、ゆるキャラ系、シリアス系……などさまざまなバリエーションがある

ドン・キホーテの店に入った瞬間、どこからともなく感じる「ドンキっぽさ」はどこから来るのか? 

その秘密のひとつが、舞台裏で「ドンキっぽさ」を支える、普段は決して表に出ることのない専門職の人々だ。ギラギラした店の裏側で働く職人たちの仕事内容もまた、「ドンキっぽさ」にあふれるものだった。

■数え切れないほどのドンペン君を描いた

ドンキといえば、店内に一歩足を踏み入れたとたん、視界に飛び込んでくるド派手なPOP。あの独特な丸い文字も、イラストのドンペン君も、その多くは本社が一括で制作し、各店舗へ送られてくるわけではない。それぞれの店舗にいる「POPライター」という専門スタッフが主に手書きで日々、制作しているのだ。

今回は、東京・吉祥寺駅前店のPOPライターさんの仕事現場にお邪魔してみた。

「それまで経験があったわけではないのですが、ドンキにPOPライターとして採用され、いくつかの店舗を渡り歩いて十数年。もう何匹のドンペン君を描いたか数え切れません(笑)。各買い場のスタッフから、POPをつけたい商品の特徴と価格、そして『こんなイメージで!』というリクエストや文言(もんごん)の案が次々と届きます。それを、『こんな感じかな?』と工夫しながらひたすら仕上げていくという毎日ですね」

どうすれば目を引くか、どうすれば安く見えるか、どうすればお客さんのテンションを上げられるか。職人芸の領域だ。

「『あのPOP、すごく評判いいですよ』とか、『おかげで商品が完売しました!』とか、自分の仕事がお客さまに届いていることを買い場のスタッフから聞くと、やっぱりうれしいですね。あとは……実は季節ごと、企画ごと、商品ごとに考えて描き分けているドンペン君たちの違いに、もし気づいていただけたらとてもうれしいです(笑)」

ゆるキャラ系、元気系、シリアス系、ジョーク系……。変幻自在なドンペン君の秘密も、やっぱり「現場」にあったのだ。

 吉祥寺駅前店のPOPライターさんは、この道ひと筋十数年。各「買い場」スタッフの千差万別の要求に応えていく 吉祥寺駅前店のPOPライターさんは、この道ひと筋十数年。各「買い場」スタッフの千差万別の要求に応えていく

買う前の疑問にも答えてくれる「家電ソムリエ」

■買う前の疑問にも答えてくれる!

オリジナルの「情熱価格」シリーズをはじめ、大手メーカー製品ではないが実は安くて使える“ジェネリック家電”の販売店としては、国内最大手といってもいいドンキ。その独自の商品展開にワクワクしつつも、よほどの家電好きでなければ、

「アフターサービスはどうなってるの?」

「使い方がわかんない!」

「どんな機能があるの?」

など、いろいろな疑問が生じることもあるかもしれない。

そんなときのためにスタンバイしているのが、「家電ソムリエ」というドンキ独自の専門スタッフだ。

ごく大ざっぱにいえば、その正体は家電に特化したコールセンター。12時から24時まで、フリーダイヤルに電話すると、家電のスペシャリストが対応する。買った後の使い方説明はもちろんのこと、「製品を買う前に機能を確かめたい」「製品の長所はわかるけど、短所も知っておきたい」など、細かな質問にも答えてくれるのだ。

都内某所の家電ソムリエさんたちの職場をのぞいてみると、いかにもベテランという感じのスペシャリスト軍団が忙しく電話を受けながらも、本当にわかりやすい言葉で質問に答えている(これは難解な専門用語で説明するよりずっと難しいことだ)。

家電量販店では、確かに売り場に常駐しているスタッフの人数が多いが、実はスタッフごとの知識レベルの差がかなり大きい。一方、ドンキでは店の家電コーナーでスタッフをつかまえるのが難しい半面、電話すれば確実に知識豊富な専門職人と話ができるというわけだ。このサービス、正直言って使わない手はないと思うぞ!

(取材・文・撮影/近兼拓史  撮影/五十嵐和博)

 専門知識をフル動員して質問に答える家電ソムリエの皆さん。フリーダイヤル:0120 -066 -922 (12 時~24 時、年中無休) 専門知識をフル動員して質問に答える家電ソムリエの皆さん。フリーダイヤル:0120 -066 -922 (12 時~24 時、年中無休)